マニアックな読者の皆様、お早う御座います。
意に反してNew York市場は続伸し、センチメントも回復しつつあるが、これは
米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急がない、若しくは利下げも辞さないと言うハト派的な
意思表示が株高を演出している訳で、ドル安円高は免れずに日本市場の重石になる。
無論、米国経済が失速するよりか金融緩和で経済の好調を維持してくれた方がいいのは確かだが
想定為替レートを105円/$以下まで修正すると為替益が大きく減少して日本企業のPERが15倍程度まで上昇するので日経ダウ21000円を超える様な株高期待は殆どできない。
仮に日本株に固執するなら製薬メーカーや建設株等の内需関連株に着目するのもいいが
ジムロジャース氏も日本株を昨年の秋迄に全て売却している事からも日本株に魅力がないのは確か…
日本経済に警鐘を鳴らすジムロジャース氏
彼が言う未曽有の少子高齢化に何の対策も打たない安倍政権に対して疑念を抱いている。
これでは内需は減少の一途を辿り、国内での消費は期待出来ない…そんな状況下で消費税増税など
欧州筋の僕らから見ても全く以て有り得ない異常事態で論外である。
然も、消費税増税分を財政出動と軽減税率で還元するという本末転倒な思考には呆れ果てている。
財政再建まるでやる気なし
ここまで来たら財務省との妥協もあって、消費税増税はやる可能性が高いが、仮にアホノミクスの
頼みの綱である株高が崩壊して、日経ダウが春先までに15000円程度まで下落した場合には
安倍総理が「僕ちゃん、やっぱり増税や~めた」等と言いだしかねないあやふやな状況である。
消費増税は悪くないが、財政支出を先に減らしてからやらないと効果は殆どない。
また、需要喚起無き経済成長は無いのだから、弱体化した日本に於いて何をやっても効果はない。
少子高齢化対策や国家債務問題対策など全ての政策に於いて25年遅い…too late to resurrect!
さて、本日はOptionSQで思惑も手伝い20350円程度まで反転して日経ダウは寄り付くであろうが
その後は円高が重石になって、上値が重くなると同時に3連休前も手伝い失速すると予想される。
【引け後雑感】
予想通りの展開で特筆すべき点は有りませんが、安川電機に関しては空売りのShortcoverが
寄付き後と後場の大引け前に入って辛うじてプラス引けしましたが、中国依存のビジネスモデルには
大きな不安を抱かざるを得ず、中長期での下降トレンドは変わらないと言えます。
本日の大引けではCTAの利益確定の買戻しと機関投資家のリバランスが入って、意外にも失速せずに終えましたが、上値は重く節目である20500円を目指す様な動きは全く見られませんでした。
これは、やはり円高懸念が燻っている事が最も大きな要因であり、日銀の買い支えや機関投資家やファンドのリターンリバーサル程度の調整しか見込めない事は火を見るよりも明らかです。
辛うじて反発して終えた週末の東京株式市場
昨年末からの暴落でイナゴ族と呼ばれる信用回転売買中心の個人投資家が負った傷は
余りにも大きく、買い手が激減した中では為替頼みの冴えない相場展開が数か月続くと思われます。
買い手不在の中で海外勢の日本売り圧力は強く、これ以上の高値で買うのは躊躇せざるを得ないと言うのが、本当のところで日経ダウも上値余地は20500円~21000円の狭いレンジに限られるでしょう。
安川電機を筆頭に全般的に発表された企業の決算予想は下方修正若しくは市場コンセンサスを
概ね下回っており連休後も軟調な展開が予想されます。
繰り返しになりますが、米国利上げ先延ばしが粗確実になった状況下ではドル安円高は不可避であり
外需企業が多くを占める日本株買いは有り得ないので静観の姿勢を維持すべきです。 naniwa335


