マニアックな読者の皆様、お早う御座います。

 

予想はしていたものの、今年の年末は多忙を極めて毎日の様に早朝から深夜まで終日仕事に追われており、ブログを更新するどころか覗く暇(いとま)も全くない非常にToughな状況です。

 

そんな中世界投機資金の流れの潮流の変化が見られるとの事で、急遽欧州FundManage仲間との会合が決定した為に月曜から木曜までシンガポールに出張して情報を得る事になりました。

 

1:来年相場に備える為の円及びスイスフランキャリートレードの増加観測

2:Bitcoin等への仮想通貨への資金流入観測(CME先物上場の影響)

3:中東情勢及び北朝鮮地政学リスクに関して

4:成長期待が大きい東南アジアの経済状況と投資スタンス

5:原油高が齎す世界経済への影響(いい意味での物価押し上げに繋がるか否か?)

6:高水準の世界株式市場の上昇は続くのか?

7:米国:ロシア:中国の微妙で危うい外交による世界レジームの大きな変化

 

以上の様な来年に向けての重要な議題が持ち上げられるであろうとのメールが一昨日入っていた為に私も物理的に厳しい中でも会議に参加してきます。

 

1に関しては、投機筋が金利の低い日本円やスイスフランの資金を調達して未だに経済成長が見込まれる米国株式に向かう公算が大きいので来年もNew York主要3市場は高値を更新するとの見解が大半を占めていて、個人的にも異論は有りません。

 

2に関しては、現状では日本株の動きが余りにも冴えない事に業を煮やした(個人資金の潤沢な一部の)日本人の売買が50%程度まで膨らんでいて(Bitcoin)相場が高騰していますが、来年からは先物市場である程度のバブル抑制効果はあるものの現状のシステムでは裁定取引が困難な為に欧州投機筋も資金を一気に流入する可能性高く、相対的に世界中がばら撒いた通貨の価値が下落している事の前兆であり、それが齎す世界株式市場及びcommodity市場、債券や為替(価値の下がった通貨)への影響が議題になると考えられます。

これに関しては、通貨なのかcommodityなのかの扱いにも困っていて法整備が進んでいない為に、世界中の中央銀行が幾ら警鐘を鳴らしていてもバブルが何時まで継続するのか全く分かりません。

 

歯止めなき金融緩和で通貨の信用や価値を失墜させて過剰流動性を引き起こしたのは他でもない先進国中央銀行であって、その結果仮想通貨のバブルを誘発してしまった根源な訳ですから鼻から予想出来ていたであろう仮想通貨バブルを今更ながらに非難するのは本末転倒ではないでしょうか?

特にとち狂った異次元金融緩和を継続する日銀はその元凶である事を推して知るべしです。

 

 

3に付いては中東に於いてトランプ発言(聖地エルサレムをイスラエルの首都と認定)に寄って一時的に局地的なパレスチナ vs Israel(図式に寄る)紛争は起きても中東全体を巻き込んだ有事には至らないと言う予測が大半を占めますが、北朝鮮に関しては(トランプ大統領の発言からも垣間見れる様に)米国は意外にも警戒心が増幅していて、水面下での交渉が決裂すれば一気に地政学的リスクが高まって日本にも大きな影響を齎すと考えられ、株式市場にもネガティブに働くのは必至です。

 

 

尚、日本株に関しては殆ど議題に昇らないと思いますが、個人投資家が不在の中で相も変わらず先物主導による裁定取引が主体で、無味乾燥なマネーゲームが行われるだけであろうと言う見解に全く変更はないとの事で、欧州ファンドは全く無関心です。

但し、閑散相場なのでボラタイルな動きは避けられず、実体経済から乖離したこの水準は薄氷相場の典型なので、年末に向けて徐々に下値を切り下げて、積み上がった裁定買い残の解消売りが伴い来年早々にも大きく崩れるのは想像に難くありません。

 

今年の投機的な相場操縦で上昇した日本株の恩恵で金融資産5億円以上の富裕層には確かに大きな含み益や実現益を齎しましたが、売りから入ったベテラン投資家や信用取引中心のイナゴ族は大きな損失を被ったと言うのが実情です。

また、日本株式市場を標的にした欧州空売り機関はCTAやアムロ等の買い方に寄る踏み上げで大きな損失を被っただけでなく、20%程度の中規模空売り機関は倒産しました。

現状では空売り比率が未だに少なくないので、踏み上げに寄る上昇余地は少しは有りますがそれ以上に裁定買い残が膨らんでいるので、下押し圧力が大きくなっている事に間違いはないでしょう。

 

参照 【欧州筋日経ダウ予想レンジ直近】

 

年末日経ダウ予想レンジ   20000~22500円

来年春日経ダウ予想レンジ  18000~21000円

 

※来年3月限のロールオーバーが進んでいるので

グラフ上には出ていないが4兆近くに膨らんでいる

 

兎に角、来年早々にはスイスに滞在して欧州での活動が中心になるので(現地に於いて無関心な)日本株式市場に関しての情報は殆ど得られないと思いますが、世界金融の大きな潮流の変化に関しては随時(月に1~2回程度)現地から情報を提供いたしますので御参考下さい。

 

出張から帰ってきて休む間もなくChristmasLiveに加え年末は娘と孫が英国から帰省して温泉巡りをする為にブログ確認や更新は物理的に無理なので今年最後の投稿になりますが、その旨御了解下さい。

それでは拙いブログを今年も御愛読下さった読者の皆様、よい年を御迎え下さい。           naniwa335