マニアックな読者の皆様、お早う御座います。

来週の水曜日で今年の商いも終了…予想通り冴えない結果に終わりそうです。

先週の米国利上げに黒田バズーカ逆噴射も確かに年末相場の足枷にはなりましたが、実体経済が伴っていない中で荒唐無稽な株式市場がこの様な結果に終わったのは必然である。




読者の皆様は覚えていらっしゃるでしょうか?2015年初の国内の著名アナリストやエコノミストに寄る年末の日経ダウの予想レンジが概ね23000~28000円の範囲内でしたが、結局は燦々たる結果でこの有様…ここまで外すのならこの様な詐欺紛いの商売は当たらない占い師と同様に不必要悪でしかない。

無論、ギリシャ問題や原油安、チャイナショック等の不可抗力が実体経済や相場の足枷になった事は否めないが、この様なリスクも踏まえた上で予想するのがプロフェッショナルで、スイスのファンドマネージャー仲間は、多少の誤差は有ったにしても、春先には日本株式市場の失速を見抜いていた。

詰まり、アベノミクスに対する疑心暗鬼は相当に強く、日銀の際限なき資産(国債、ETF)買い入れと言うギャンブリングゲームに関しては、非難のオンパレードである。信用できないどころか、海外の長期保有ファンドは余りにもリスキーでとても日本株比率を増加出来る様な状況では無い訳だ。

また、政府の官製相場に対してだけでなく、名門企業と位置付けられていた東芝の恣意的な不正会計(不適切会計ではない)は日本人が思っている以上に、海外投資家心理に冷や水を浴びせた。

兎に角、アベノミクスの肝である日経ダウの高値を維持する為に、鯨と呼ばれるGPIFの株式保有比率を上げたり、日銀に買い支えを強要したり、郵貯にも圧力を掛けたりしても、この程度の水準が限界であり、仮に日経ダウが15000円を割る様な事態に陥った場合には、一体誰が責任を取るのであろうか?




どちらにしても、自民党の浅墓な発想で始まったアベノミクスの終焉は近い…いや、アベノミクスに期待している経済界や国民は皆無に近い状況で、既に失政に終わったと言える。

日銀の金融政策(際限なき資産買い入れに寄る超金融緩和)の限界やアベノミクスが砂上の楼閣である事が白日の下に晒された現状に置いて、2016年の相場(日本株式市場)が大きな下降トレンドに突入するであろう事は想像に難くない。

無論、緩やかとは雖も米国利上げによるグローバル(マクロ的)な副作用は避けられない。

詰まり、リーマンショック以降に米国の金融緩和によって世界経済を牽引してきた(BRICS等の)新興国からの資金の巻き戻りは、米国利上げが意識され始めた8月以降には顕著になってきていて、極度な通貨安によって実際にインフレに喘いでいる。

特にブラジルレアルやトルコリラ、ルシアンルーブル等の大幅な通貨下落は回り回って、米国や欧州、日本の先進国経済にも暗い影を落とすであろう。

また、中国経済はバブル崩壊がソフトランディングで収まればいいが、経済音痴で象の脳みそしか持ち合わせていない習近平では制御不可能で、シャドウバンキング問題が再燃するのは避けられない。

2015年は世界経済崩壊へのプロローグ(終わりの始まり)に過ぎなかったが、2016年(来年)は本格的な世界経済の恐慌突入元年になるであろう。

上記の理由を踏まえれば2016年の日本株式市場は急激な下降トレンドに傾くと考えるのが妥当である。

直近の記事でも触れたが、スイス(ファンドマネージャー)からの信憑性の高い情報から再度2016年春先の日経ダウ予想レンジを示しておきたい。

海外ファンドマネージャー(5人)による2016年4~6月期の日経ダウ予想レンジ

15000円~17000円


また、直前記事に購買力平価や金利平価説等の理由を添えて解説したようにドル円に関しての予想レンジは115円~120円で、僕も含めた大半が円高に振れると読んでいます。

個人的には、ドルが下落時に短絡的にドル買いに動くミセスワタナベ(日本の俄かFX投資家)の逆張りを崩す(リーマンショック時と同様に瞬間的にロスカットに追い込む)ために、プログラム売買で一時的に110円/$近辺まで円高が進行する局面も充分に有り得ると踏んでいます。


来年初にも、経済アナリストやストラティジスト等の市場関係者によって日経ダウ予想が紙面に踊るでしょうが、流石に今年の苦い経験を教訓??にして春先までは弱気予想が多くなるでしょう。

但し、春以降は日米の選挙を踏まえて年末には再度世界及び日本株式市場が反転上昇すると強気予想を掲げる業界関係者が多くなる事は想像に難くないのも事実です。

本音を語るだって・・・貴方はこの能書きやこの顔を信用できますか??




三菱UFJ(MS)シニアストラティジスト藤戸則弘氏 (彼は未だましな方かも…)


何故なら、このまま株式市場が沈んでしまうと公言すれば業界から干されますから…
結局、彼等も所詮サラリーマン若しくは業界の飼い犬で「井の中の蛙大海を知らず」のまま的外れな相場観で、懲りもせずに個人投資家を裏切り続けるのでしょう。

その対極(真逆)でスイスの優秀なファンドマネージャーの多くは日常生活では楽観的でおおらかに見えても2016年の相場に関しては想像以上に悲観的に見ている事は紛れもない事実であり、僕も世界経済がリセッション入りして相場が本格的な崩落局面に突入する覚悟はしている。            naniwa335