マニアックな読者の皆様、こんにちは…

本日は明石のお得意様の事務所から投稿しております。

米国地上部隊を投入したからといてISISの掃討作戦が果たして上手く行くのか怪しいし、ロシアとEUの代理戦争の様相を呈してきたウクライナ情勢は益々混沌とし、この様に余りにも外部要因が不透明な中ではリスク資産に資金を傾けるのは難しく、正直なところ様子見modeに突入していて暇であります。

さて、昨日に日銀関係筋が不用意な発言をした事で5年物国債価格が下落して、中期金利が上昇…当然ながら円高に振れるので日経ダウには大きな重石になった。

何を目指しているのか皆目理解出来ないマッチポンプの日銀にはウンザリである。




異次元の金融緩和で虚構の上昇相場を自らが演出して於いて、今度は昨年の黒田バズーカは経済成長に悪影響を与える可能性があると手の平を返す様な意思表示をする…ここまで来ると意味不明だ。

本来なら、昨日の発言が無ければ日経ダウはOvershootして18150円程度まで上昇したと考えられる。

東証大引け、反落 利益確定売り優勢 値がさ株の下げ響く

 13日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。終値は前日比66円36銭(0.37%)安の1万7913円36銭だった。前日の大幅高の反動で、利益確定を目的とした売りが優勢だった。ファナックやファストリなど値がさ株の一角が下げたことが響いた。円相場が前日に付けた1ドル=120円の安値から1円以上上昇して始まったことも株価の重荷。週末前で持ち高を手じまう動きが出やすいうえ、週明け16日は米市場が休場するため積極的な買いは限られた。日経平均は朝方から反落して始まり、午後には下げ幅を115円ほどに広げる場面があった。財務省が実施した5年物国債入札を受け、中長期金利が上昇したことが投資家心理を冷やした。円高・ドル安につながり、株式相場にも急速に売りが膨らんだ。

 JPX日経インデックス400は5日続伸。東証株価指数(TOPIX)はほぼ横ばいで終えた。ともに反落して始まったものの、銀行株や証券株など内需関連銘柄の堅調が下支えし、プラス圏で推移する場面が多かった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆6868億円、売買高は25億6223万株。東証1部の値下がり銘柄数は911、値上がり銘柄数は812、変わらずは139だった。

 サッポロHDは7.9%安、キリンHDは5.4%安で終了。東洋紡や日清紡HDなど繊維製品にも売りが膨らんだ。ミネベアとIHIは終値でともに4%超下落。シチズンHDは10.9%安で引けた。一方、鹿島は3.4%高。建設株のほか、機械や商社、不動産株が買われた。DICは14時30分に15年12月期の業績見通しを発表し、4.7%高の高値圏で引けた。

 東証2部株価指数は反落した。アートSHDやリアル、コメ兵が下落した半面、日本プラスト、日立機材、朝日インテクは上昇した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


個人的には昨年の10月には見切った日本株式市場がどうなろうが知った事ではないが、株を始めたばかりの読者さんを始め、多くの個人投資家にとっては冷や水を浴びせられた格好である。

結局、日銀は世間の常識や市場の心理を全く理解できない机上の空論者の集まりでしかない事が今回の馬鹿げた発言で奇しくも証明された格好である。

また、シェールガス会社の倒産など米国経済が本当に絶好調なのかどうかは見極めにくく、市場関係者の間でも現状の株価水準(ニューヨークダウ、Nasdaq)が適正なのかと言う疑心暗鬼な側面もあるために、実際に今年中にFRBが利上げを実施するかどうかは依然として不透明である。

寄って、折角120円/$を乗せた昨日の勢いのままに、日銀の余計な意思表示(金融緩和は暫くしない方向である)がなければ投資家心理が一気に好転して日経18500円も見えてきた訳である。

仮に、日経ダウが終値で18000円に届かずにこのまま失速してしまえば、大相場になったかも知れない千載一遇のチャンスを逃したのは日銀の責任であると言って過言ではない。

                       【参照】    2015/2/10  日銀 BalanceSheet
(単位:千円)
資産負債および純資産
金地金441,253,409
現金1224,684,785
国債263,235,176,146
コマーシャル・ペーパー等22,310,674,552
社債33,255,041,912
金銭の信託(信託財産株式)41,351,113,051
金銭の信託(信託財産指数連動型上場投資信託)54,172,442,212
金銭の信託(信託財産不動産投資信託)6188,412,548
貸付金31,501,153,000
外国為替75,874,313,897
代理店勘定811,997,778
雑勘定578,503,906
合計313,144,767,201
発行銀行券88,494,565,033
当座預金177,866,615,098
その他預金91,056,271,266
政府預金3,096,635,672
売現先勘定35,202,064,955
雑勘定10693,827,757
引当金勘定3,848,399,108
資本金100,000
準備金2,886,288,309
合計313,144,767,201

抑々、日銀はETFを購入してアベノミクスの理念の下に独立性を捨てて市場介入(買い支え)している訳だし、財政出動の受け皿として国債も購入している訳なのだから市場にネガティブに働く様な言動は自分の首を絞めるのと同じ事であり、これ程愚かな行為は無い。
少し考えて見れば分かるが、株価が下落して金利が上昇すればETFもL国債も大量に保有している当の日銀自体が大きな含み損を抱える事になり、これぞ正しく自爆テロじゃないか?

結局、机上でしか物事を考える事が出来ない公僕や日銀幹部に日本の経済の将来を託す事自体が大きな間違いである事に未だに気付いていない多くの国民が馬鹿を見るだけである。    naniwa335