毎度の事ですが、一息ついて客先のofficeからtypingしております。
やはり、材料不足で週末のNY市場が下げて終えた事が、投資家心理に響いたようです。
日経ダウが18000円に乗せるにはニューヨークダウの18000ドル乗せも必要条件なので、幾ら為替が119円/$を抜けても投機筋が買い上がる理由に乏しく、又もや軟調な推移に逆戻りした格好です。
日本株は機械や通信堅調、鉱業や陸運安い-株価指数伸び悩む
(ブルームバーグ):9日午前の東京株式相場は上昇している。米国の雇用統計改善を好感し、機械やゴム製品など輸出関連、ガラスや鉄鋼など素材関連株の一角が堅調。一部アナリストの目標株価引き上げを受けたNTTなど情報・通信株も高い。
半面、業績計画を下方修正した国際石油開発帝石を中心に鉱業株が安く、電気・ガスや陸運、不動産株などは軟調。ギリシャなど欧州情勢に対する不透明感、米国株先物の下落も重しで、朝方の買い一巡後はTOPIX、日経平均株価とも伸び悩んでいる。
午前10時51分時点のTOPIX は前週末比4.71ポイント(0.3%)高の1421.90、日経平均株価 は51円10銭(0.3%)高の1万7699円60銭。東証1部の値上がり銘柄数は1187、値下がりは535。
内藤証券の田部井美彦市場調査部長は、「今回の決算では1ドル=115円まで為替前提を修正する企業が出てきており、120円を目指す円安の方向性は日本にとってプラス」と言う。ただ、「決算好調業種がさらに上値を買われていく状況にはなく、頭打ち。決算に対する反応は良くない」とし、市場をめぐる「外部環境も不透明」とも話した。
また、ドル高も一服して、日経ダウは上値を終えない展開…18000円到達は儚い夢に終わるのか?
兎に角、欧州経済の先行きが不透明過ぎる中、先進国、新興国を問わず世界株式市場は金融政策や為替等の材料に一喜一憂する不安定で方向感なき展開が暫時継続しそうです。
引け後雑感
先週末から出来高がじり貧になりつつあり、国内機関投資家と個人投資家の商いだけでは買いが続かない…結局、短期投機筋の先物主導の裁定買いに依存するしかない日本株式市場。
これでは、企業業績云々とは無関係に、狭いレンジで上がった株を売り、下がった株を買うと言う無味乾燥な循環物色が行われるだけで、投資とは程遠い単なる鞘取り合戦である。
東証大引け、続伸 63円高の1万7711円、米雇用統計受けた円安好感
9日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。終値は前週末と比べ63円43銭(0.36%)高い1万7711円93銭。8営業日ぶりに1万7700円台を回復した。前週末に発表された1月の米雇用統計をきっかけに円安・ドル高が進行。日経平均は買い先行で始まった。このところ上値の節目として意識される1万7800円に迫ったものの上回ることができず、買い一巡後は利益確定売りに押された。
寄り付き直後は前週末に比べて150円高まで上昇する場面があったが、買いは続かなかった。上値の重さが意識されて一時5円高まで上げ幅を縮小したが、下値では買い戻しや押し目買いが入りやや持ち直した。市場では「中長期スタンスの海外勢はまだ日経平均の先行きについて疑心暗鬼な部分がある」(岡三オンライン証券の稲田弘文営業推進部長)との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は続伸した。前日比68.98ポイント(0.54%)高の1万2916.95を付けた。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、前日比7.73ポイント(0.55%)高の1424.92で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆1752億円。売買高は20億755万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の65%にあたる1211、値下がりは539、変わらずは112だった。
トヨタ、三菱UFJやNTTが上昇した。ソフトバンク、三井住友FGやホンダが買われた。ソニーや三井不、菱地所が下げた。
東証2部株価指数は続伸した。リード、アートSHDやリアルが上げた。
一方でラオックスやアルメディオ、宮入バが下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
本来であれば、企業業績が漸く株価に追いついてきた今こそ日本株式市場も自力で動いてもいいと思うが、アベノミクスが金融依存の単なる相場操縦である事を悟った多くの個人投資家が昨年中旬までに離れてしまった事が未だに尾を引いている。
詰まり、アベノミクスが始まって以来、二回の黒田バズーカで日経ダウは明らかにOvershootした訳だが、今年に入って株価と業績が反比例すると言う説明の付かない奇妙な動きになっている訳だ。
無論、不確定要素が多い外部環境を鑑みれば先行きは不透明な事に違いはない。
但し、通常であれば119円/$台まで円安も進行した現状で一旦は18000円を試してから投機筋の先物主導で売り抜けられると考えるのが適当なのだが、その様な気配が先週末から一気に失せてきた。
兎に角、日銀のETF買いやGPIFの日本株式購入に寄る官製相場は当てにはならず、最終的には海外機関投資家の健全な投資資金が流入しない間は何時まで経っても、脆弱な薄氷相場のままで、本格的な大相場にはならない事だけは確かな様である。
結局、日経市場はNY市場と円安に期待するしか仕方(方法)がないと言う事であろう。 naniwa335