マニアックな読者の皆様、こんばんは…

年明けは冴えない展開…然しながら、これ位の下落は調整の範囲内であり、3月までは強気相場が続くでしょう。

春先までにどれ位の水準まで上昇するかは分からないが、過剰流動性資金が流入しても余りにも実体経済からかけ離れて上昇するとは考え難いのでオーバーシュートしても18000円が上限ではないだろうか?

但し、春先までの3か月の短期間で強気相場が脆くも崩れ去るのは余程能天気な業界アナリストでない限り誰でも予想でき、これ程単純で分かり易い相場はない。

それより、深刻なのは一昨年まで世界経済を牽引してきた新興国市場の経済(金融)危機である。
投機資金がバブルを招き、株式市場のみならず一時は高金利通貨として投資対象にもなったが、昨年からは資金が引き揚げられ始めて、通貨安を招きインフレに苦しんでいる。

ゴールドマンやJPモルガン、新興国への資産配分下げ勧める共有/ブックマーク 

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  1月7日(ブルームバーグ):ウォール街の銀行大手は、2013年の新興市場国資産の相場急落が短期的なものにとどまらないとみている。新興国株式は先進国株式に対して出遅れ、昨年のパフォーマンスの格差は1998年以来の大きさとなった。

ゴールドマン・サックス・グループは新興市場への資産配分を9%から6%に引き下げるよう顧客に勧めている。同社は向こう10年、新興国の株式と債券、通貨の「著しいアンダーパフォーマンス 」を予想する。

JPモルガン・チェースは新興国の現地通貨建て債の今年のリターンが1%程度にとどまると予想。過去10年間の平均 は10%だった。モルガン・スタンレーは、昨年下落したブラジル・レアルとトルコ・リラ、ロシア・ルーブルが一段と下げるとみている。

モルガン・スタンレーは過去に大きな投資リターンをもたらしたブラジルとロシア、インド、中国について、米金融当局が緩和策を縮小し、金利が上昇するにつれて一部は出遅れ組に転じる可能性があると指摘する。

昨年の新興市場資産の下げを正確に予想したSLJマクロ・パートナーズのパートナー、スティーブン・ジェン氏は12月18日の電話取材に対し、「世界はつい最近まで良しあしの判断をきちんとしないまま、新興市場に魅了されてきた」と発言。「資本コストは正常化し始める。これらの市場の真の姿が明らかになるのはそのときだ」と述べた。

JPモルガンとバンク・オブ・アメリカ(BOA)のデータによれば、新興市場の現地通貨建て債のリターン は、2012年までの10年間にドル換算で205%だった。同じ期間の米国債リターンは58%。新興国株の指標であるMSCI新興市場指数 のリターンは261%で、先進国の指数の69%を上回った。


当然の如く、新興国から資金が引き揚げられれば、少なからず新興国需要に頼って来た先進国の企業も大打撃を受ける。
世界中の経済及び金融が数珠繋ぎとなった昨今では、どの地域で経済危機が起こっても24時間以内に世界中に飛び火していとも簡単に世界同時株安を演じるであろう。

詰まり、キャリートレードによる投機資金が一夜にしてリスクオフに転じて引き揚げられたら個人機関問わず投資家は手の打ちようがない非常にリスキーなシチュエーションに置かれていて、まるで勝ち逃げできないカジノで博打を打っている様なものである。

世間では…特に主婦層の間でNISAが少し話題になっている様だが、以前にも忠告した通り、小金持ちの炙り出しに使われるだけで仮に新たな俄か投資家の500万人が100万購入しても5兆円…時価総額500兆に届く寸前の日本株式市場の買い支えにもならない。(逆に投機筋の餌食になるのが落ちである。)

株式を知らぬものは知らないまま終生を全うした方が賢明である。
不労所得で上手く行く試しは皆無に近い事を身を持って体験するには100万と言うのは安い勉強代かも知れないが、金融や経済に疎い日本人(特に主婦)は、当然ながらリスクコントロールが出来ない株式投資など以ての外で身の程を知るべきである。         naniwa335