それにしても、フィリピンの台風被害は凄まじいですね。
経済規模から言えば東北大震災以上のダメージがある可能性も否定できない。
さて、相も変わらず米国株式市場は高値止まりを維持しているが、何時崩れるのか冷や冷やしながら様子見している機関投資家や個人投資家、年金基金も多い様だ。
気になるのは、新興国市場で一時は底を打った感もあったBRICs諸国もここに来て再度下落の兆候が見られ、通貨自体も11月に入って下落基調である事だ。
NY外為:ユーロが主要通貨に対して上昇、新興国通貨は下落
11月11日(ブルームバーグ):11日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで3営業日ぶりに上昇。約2カ月ぶり安値をつけた先週の下げは行き過ぎだったとの見方が広がった。フィリピンを襲った台風の影響や米金融当局が緩和策を縮小するとのトレーダーの見方を背景に、新興市場国通貨は下落した。
先週は10月の米雇用統計が予想を上回る雇用者の増加を示したほか、欧州中央銀行(ECB)が市場予想に反して利下げに踏み切ったことが材料となり、ユーロは売られた。ブラジル・レアルは財政赤字が格下げにつながる恐れがあるとの懸念を材料に2カ月ぶり安値まで下げた。
ミラー・タバクの主任経済ストラテジスト、アンドリュー・ウィルキンソン氏は「今のところユーロの下げは非常に限定的だ」と述べ、「ECBが追加利下げをする可能性は極めて低く、全般的にリスク志向があると見られている時にはこれがユーロの支援材料になるだろう」と続けた。ニューヨーク時間午後3時41分現在、ユーロは対ドルで0.3%上昇して1ユーロ=1.3409ドル。対円では0.5%上昇して133円03銭。ドルは対円で0.2%高の1ドル=99円21銭。
本日の日経ダウも、数か月に及ぶ14000~14500円の狭いボックスレンジの範囲で動くだけの方向感無き展開が予想される。
引け後雑感
何か、良く分からないが、円安が進行して出来高が少ない中で300円以上上昇…日経ダウ平均が14500円を久々に抜けましたが、これと言った理由もなく抜けたのは単なる権利価格14500円のオプションの攻防でしょう。
日本株続伸、先物買いと円安で全業種高い-2カ月ぶり上昇
明治安田アセットマネジメントの小泉治執行役員は、米国で8日に発表された雇用統計の内容が良好だったことをきっかけに、「量的緩和第3弾(QE3)の縮小時期が前倒しされるとの観測が広がり始めている」と指摘。日米金利差の拡大を背景に、円安・ドル高が進みやすくなっており、「日本株を買い戻す動きにつながった」と見ていた。
この日の日本株はTOPIX、日経平均とも小高く始まった後、午前10時前ごろから徐々に上げ幅を広げた。午後も高値圏で推移し、終了間際に一段高。香港のバンテージ・キャピタル・マーケッツのエクイティ・デリバティブ・ヘッド、スチュアート・ビーヴィス氏は「クライアントから強気な買いがどんどん増えてきている。理由は、円安ストーリーに続き、企業決算も結構いいことだ」と話している。松井証券の窪田朋一郎マーケットアナリストによると、「米国株高の流れや円安を支援材料に、株価指数先物が買われ、現物の株価押し上げにつながった」と言う。また、きのう軟調だった東証マザーズ指数 など新興市場が、「全般的に落ち着きを取り戻したこともプラス要因」としていた。
9月20日以来の円安水準
11日の米国株は、ダウ工業株30種平均が21.32ドル(0.1%)高の15783.10ドルと、小幅ながら連日で最高値を更新。この日はベテランズ・デーの祝日で、米国債市場は休場だった。きょうのドル・円相場は、早朝は1ドル=99円10銭台と、99円ちょうど近辺だった前日の東京株式市場終了時からやや円安だったが、株式先物 と歩調を合わせ、10時前ごろから円売り・ドル買いが活発化。日本株の午前終了間際には99円59銭と、9月20日以来の円安水準に振れた。
仮に100円/$に乗せれば年末に向けて14500~15000円のレンジに切り上がる可能性も否定できないが、明日続伸しても大した事は無いであろう。逆に、週末に向けて再度14500円を割り込むと考えるのが妥当である。
どちらにしても、表題の通り新興国からの資金流出は明らかで、一時は高騰した金やプラチナ等の商品市況も冴えない展開が続いている。
買いにくい相場は高い

日本人は買い物が下手だといわれる。その典型が「安物買いの銭失い」である。これは一面からいうと、買い物の無計画性を示すものであり、お金の価値をしっかりつかんでいないから起こるものと見てよさそうだ。
株式投資においても、この傾向は多い。安いからというただそれだけの理由で、株式を買う人がいる。むろん、相場全体の水準が極めて安いところにある場合には、この投資方法でかまわない。しかし、ふつうのときに特定のある株式だけが安値にあるからといって無条件で買うと、思惑どおりにいかないことが多いのである。というのは、株価が安いところに置かれているのには、それなりの事情がある。事業そのものの見通しが立たず、業績推移が思わしくない、元来が人気のつきにくいものである等の理由だ。したがって、安値はいつまでたっても安値のままで放置されることになる。こういう株式を買うと、長い間に飽きがきて、たいていは投げ出さざるを得ない羽目に陥る。
その逆は、株価が高いというだけの理由で手を出したがらない心理である。なぜ高いかには、安いものと同様にそれなりの理由がある。先行きの業績の伸び、それに伴う増資、増配の予想を織り込み、さらに人気の要素も加わっての株価水準と見なければならない。そうした理由も考えずに、ただ単に高いということだけで敬遠していては、せっかくの相場にも乗れないというわけだ。
このへんの投資家心理をとらえた格言が「買いにくい相場は高い」であり、同じ意味から「売りやすい相場は高い」「買いやすい相場は安い」「売りにくい相場は安い」等という。そして「割り高に売りなし、割り安に買いなし」と、値ごろ感や単なる利回り採算だけで判定する誤りを戒めている。