マニアックな読者の皆様、こんばんは…

JR東海がリニアで盛り上がる一方で、JR北海道は此の有様…

確かに、弁明の余地は無くコーポレートガバナンスの崩壊も確かである…但し、大きな要因は北海道の経済事情と旧国鉄体質という負の連鎖が表面化した典型的な事象であろう。

国交省、JR北海道の監査強化 車両や運転部門も 

2013/9/24 11:10

 国土交通省は24日、多数のレール異常を放置していたJR北海道に対して、監査員を4人から9人に増強して特別保監査に踏み切った。当初23日までとしていた監査期間を27日まで延長し、対象も保線に当たる工務部門だけでなく、車両や運転など他に運行に関わる部門にまで拡大した。

 国交省は事業改善命令も視野に、トラブルや事故を抑制できないJR北海道の安全管理体制の実態解明に本腰を入れる。同社は石勝線で2011年5月に発生した脱線火災事故で事業改善命令を受けている。

 今後、保線担当部門以外でも法令違反の疑いが浮上する可能性があり、国交省関係者は「監査を再延長する可能性もある」としている。

 24日の監査対象は本社(札幌市)。運転部門に入るほか、信号機や電線といった設備を管轄する電気部門にも専門知識を持つ監査員が立ち入って調査するとみられる。

 国交省は21~23日に本社や札幌保線管理室で保線業務の実態を調べるため特別保安監査を実施。

 19日に函館線大沼駅構内で起きた貨物列車脱線事故現場の保線を担当していた大沼保線管理室(北海道七飯町)など数カ所でも、JR北海道の担当者への聞き取りや、レールを点検した際のデータ確認をしたが、レール異常が北海道全域に拡大したことなどから態勢を強化した。

 JR北海道は21日、大沼駅構内など9カ所でレールの異常を把握しながら補修を怠り、放置していたと発表。翌22日には野島誠社長が記者会見し、これら9カ所を含め道内97カ所で異常を放置していたと公表した。

 異常放置は保線業務に当たっている44部署のうち15部署に集中していたことも判明している。〔共同〕

無論、JR北海道の業績が悪いとは言っても、何を差し置いても安全確保がプライオリティーNO1である鉄道事業に於いて全くメンテなしで異常個所(分かっているだけで97ヵ所)を1年も放置というのは言語道断であり、企業としての資格はない。

其々の事故が起こるべきにして起きた東電(事実上半民半官)にJR(旧国鉄)、NEXCO(旧道路公団)に共通して言える事は悪しき慣習の親方日の丸の精神だ。

然し、今回の事故で垣間見えたのは地方と都心部との大きな経済格差である。
JR東海が決して優秀な訳ではなくて、都心部と言う立地的に優位な立場で民営化されたと言う幸運に恵まれただけで、体質がそれ程変わるとは思わない。

東京オリンピックやリニア開通で、益々都心部だけの経済活動が高まり、地方は反比例して疲弊していくのは確実であろう。

福島から見た東京

沖縄から見た本土

四国や北海道から見た本州

一体どの様に見えているのか?孤立感?差別感?憤り?それとも見捨てられた感?

狭い日本でもユーロ圏同様に格差が広がり、例えるなら差し詰めドイツが東京、フランスが名古屋、大阪辺りでその他は経済圏から取り残されつつある。

貧すれば鈍すると言われるが、世界中でその様な格差問題が発生…グローバリゼーションの大きな副作用である。


経済成長を謳うのは勝手だが、一極集中という偏重により東京近郊だけが活性化しても地方との格差が広がるばかりでこのままでは民主主義国家としての機能を失うのは確かである。

安倍総理の国家観…頷ける部分もあるが、経済的(物質的)なものばかり追い求めて(精神文化的)何か大事な物が欠落している様に思えて仕方のない今日この頃である。               naniwa335