意に反してリスクマネーはオフからオンへ切り替わったのか?
確かにシリア情勢の緊迫感は一旦は落ち着きを見せ、米国金融緩和縮小も遠のいたとの憶測から再び新興国市場や高金利通貨、金やプラチナへ資金が再度流入し始めた。
然しながら、このリスクオンモードは本物かどうか未だ市場は疑心暗鬼である。
米国株:反落、最高値後の上げ一服-指標堅調で緩和縮小警戒
9月19日(ブルームバーグ):米株式 相場は小反落。前日は金融当局が大方の予想に反して資産購入規模を据え置いたため、S&P500種株価指数は過去最高値を更新したが、この日は発表された経済指標が強く、緩和縮小が警戒された。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値で、S&P500種 株価指数は前日比0.2%安の1722.34で終了。ダウ工業株30種平均は40.39ドル(0.3%)安の15636.55ドルで終えた。
スタイフェル・ニコラスの市場ストラテジスト、ケビン・キャロン氏は「前日の熱狂的な雰囲気が徐々に弱まっている格好だ。いずれ上げ一服となる必要があるが、きょうがその日だと思う。この日のデータは相場を動かすような材料ではない」と指摘した。
原題:U.S. Stocks Decline After S&P Rally on Fed PolicyStatement(抜粋)
相場と言うのは摩訶不思議なもので、経済指標が良くなると金融緩和縮小が懸念されて、ネガティブに働く…
逆に経済指標が悪ければ縮小が遠のいて相場は上昇…何とも奇妙なジレンマである。
過剰流動性資金の動きは気紛れで現状では明確な方向感は見えない。
日経ダウCME先物は14910円で返ってきているが、14800円を超えてからは上値を追うのは難しい。
仮に14900円を抜いても過熱感と三連休を控え15000円と言う大きな節目は突破しないであろう。
引け後雑感
本日も予想通りの展開に終始して特筆すべき点はありません。
日毎に上がった株は売られ下がった株が買われると言った単純な循環物色…
外部環境に山積した国内問題…相場だけが一喜一憂して賑わっている様にも思えますが、売買高も低水準で本格的な外国年金基金や機関投資家の資金流入には至らないでしょう。
リスクオンは悪くないが、株式に拘る必要はなく金やプラチナは反発したにしても未だ低い水準なので現物の資産にも目を向けて自身のポーフォリオのリバランスをする事が投資の鉄則です。
東京貴金属市況=金・白金ともに急反発
2013/09/19 15:43:37
19日の東京貴金属市場は、金・白金ともに急反発。
前場の東京金は、米連邦公開市場委員会(FOMC)での量的緩和縮小見送りを映し、ニューヨーク金時間外相場が急騰したことを受け、買い戻しが膨らむ展開。後場は3ケタ高の高値圏で売り買いが交錯、もみ合った。市場筋は「縮小見送りはサプライズ材料となり、日中寄り付きに買いが殺到した。しかし、寄りが高値となり上値を切り上げることなく大引けたため、戻り頭は重いのかもしれない」と語った。
白金も急反発。ニューヨーク時間外の上昇を背景に買いが先行、全ぎり3ケタ高で大引けた。
何度も言いますが、資産運用は目先のしょぼい利益を出す事ではなく資産のリスク管理…ヘッジが目的です。
未だに「何が上がりそうですか?」とか「豪ドルは買いですか?」といった質問がメッセージで送られてきますが、その様な神のみぞ知る世界は誰にも答えられないし、仮に答えられる人は無責任なアナリストやストラティジスト、経済ジャーナリストと言った詐欺師紛いの肩書の人達だけでしょう。 naniwa335