マニアックな読者の皆様、お早う御座います。

明日はいよいよ参院選ですが、盛り上がりに欠けて前回に比べ投票率はかなり下がるでしょう。

さて、よくある質問(メッセージ)の中で最も多いのが「金融緩和と過剰流動性」
僕の顧客でも、論理的に説明して漸く納得すケースが多いですね。

意外にも根本的な経済知識が理解出来ずに株式投資に参入している投資家が殆ど…これでは、退場を余儀なくされても致し方ないですね。

それにはまず最初に会計(バランスシート)を、しっかりと理解する事です。




この中で、重要なのが資産の部の有価証券と貸出金

有価証券と言うのが株式や債券ですが、このほとんどが日本国債であり、メガバンクの保有比率は非常に高い。

そして、貸出金…46兆の大半が民間の企業に貸し出されていれば信用創造も大きくなり景気は間違いなく上向いている筈である。
ところが、この2/3が傘下の証券会社や海外の投機筋(ヘッジファンド)に貸し出されて投機マネーに姿を変えて世界中の市場を掻き回すと言う構図である。

その様な意味では幾ら貸出先がないと言っても、本業を逸脱した投機マネーを供給し続ける国内銀行の功罪も極めて大きいと言える。

更に性質が悪いのは、投機資金は差金決済がその80%以上を占めていてレバレッジが途方もなく大きくなるので世界GDPの20倍もの取引額に昇ると言われる…兆を超えて京の世界に突入。

これが明らかになったのはサブプライムバブル崩壊の時であったが、リーマンショックから5年が経過しようとする現在、再びモンスター化した投機マネーが世界市場を攪乱している。

一番怖いのは、この様に投機に向かうマネーが一気に巻き戻る事によって新興国などの脆弱な債券や株式市場から資金が引き揚げられた時のダメージが計り知れないという事だ。

詰まり、アベノミクスも糞もない実体経済とは無縁の種類の違うマネーが世界市場を振り回しているだけの虚構の金融資本絶対主義が中心となり、最早全うな経済活動とは言えない無味乾燥なゼロサムにも似た鞘取り合戦が横行している訳だ。

この様な真実を見極めれば、投機筋の思惑だけで動く博打場ではアホらしくてまともな投資術が通用する事など不可能な事は明確であり、特に金融に疎い日本人投資家は投資資金を溝に捨てるだけなので、そろそろバブルの水準に達した株式市場からは撤退した方が賢明である。       naniwa335