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さて、いよいよリーマンショック以来の世界同時株安(崩落)危機の兆候が出てきました。

米国株:反落、中国株につれ安-S&P500種は9週間ぶり安値

  6月24日(ブルームバーグ):米株式 相場は反落。S&P500種株価指数は9週間ぶり安値を付けた。中国の資金逼迫が成長に悪影響を及ぼすとの懸念から、中国株が弱気相場入りしたことにつれた。米国の量的緩和が縮小された場合の影響にも注目が集まっている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)やシティグループなど銀行株が安い。アップルは大幅安。「iPhone(アイフォーン)」の過剰在庫でジェフリーズが目標株価を引き下げたことが嫌気された。しわ治療のボトックスを製造するアラガンは投資判断の引き下げを受けて12%急落した。一方、病院経営のバンガード・ヘルス・システムズは67%高。同社は同業のテネット・ヘルスケアに約18億ドルで買収されることで合意した。

S&P500種 株価指数は前営業日比1.2%安の1573.09と、4月22日以来の安値。ダウ工業株30種平均は139.84ドル(0.9%)下げて14659.56ドル。米証券取引所全体の出来高は約85億株と、3カ月平均をおよそ32%上回った。

ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズのエリック・ティール最高投資責任者(CIO)は電話インタビューで、「国内の経済指標は引き続き改善しているが、より広範なマクロ金融政策問題が特に影を落としている。現時点で収益の先行きが見通せないほか、海外情勢が国内の回復よりも材料視されている」と発言。「株価が前年比で高く伸びていることから持ち高を減らす動きが出ているのかもしれない」と語った。

世界株安

この日は中国が弱気相場入りするなど世界的に株安となった。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数 は前週末比6.3%安と、2009年8月以降で最大の下げ。年初来高値から20%以上値下がりした。先週は資金が逼迫(ひっぱく)し、指標となる短期金利が過去最高に達した。この日の米10年債利回りは一時2.66%と、11年8月以来の高水準を付けた。

S&P500種は一時、2007年の終値ベースでの高値である1565.15を下回る場面もあった。3月には同水準を超え、金融危機以来の下げを埋めた。

資産運用会社リーマンのシニア・ポートフォリオマネジャー、イーサン・アンダーソン氏は「投資家は金利上昇や金融緩和の縮小という憶測に揺らいでいる。中国の中央銀行システムが実際にどの程度強いのかという不透明感もある。ニュースに反応しやすい環境にあり、投資家は動きづらい状況だ」と指摘した。  

フィッシャー総裁

S&P500種は一時、2%下げたが、ダラス連銀のフィッシャー総裁が金融当局による資産購入縮小の計画に投資家は過度に反応すべきではないとの見解を示すと下げ渋った。

ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング、マネジングディレクターのマイケル・ジェームズ氏は「フィッシャー総裁の発言は、先週のバーナンキ議長発言による悪影響を弱める内容となったようだ。トレーダーやセンチメント主導の市場であり、すぐさまどちらの方向にも動きやすいことに変わりはない」と述べた。  

S&P500種のセクター別では全10種が下落。特に金融や工業、素材株の下げが目立った。BOAは3.1%安と、ダウ平均の構成銘柄の中で下げが最もきつい。シティも3.1%下落。

原題:U.S. Stocks Fall on China Slump as S&P 500 Drops to 9-WeekLow(抜粋)


日本株式市場も海外ファンド資金が引き上げられ、個人輪転(循環)売買投資家が数度に渡る暴落で撃沈した中では商いが薄くなって、先物主導で上下に激しく振られる無味乾燥な場と化してきました。
特に、先物は下落に向けて動いた場合には裁定買いの解消が一気に進むので早れば今週中、遅くても参院選後には日経ダウが12000円を割るリスクは非常に高くなってきました。
日銀が後場に200億程度小出しに買い支えても、世界同時株安の流れの中で先物主導の売りには抵抗できない…負の連鎖が危惧されます。

本日も前場は弱いのは確実なので後場には日銀のETF買いが予想されますが、世界経済の先行きに暗雲が立ち込めてきた現状では日本株を買う理由はないので軟調に推移するでしょう。

引け後雑感

本日も先物に振られるだけの脆弱で方向感のない展開だったようですね…何度も経験しましたが商いの薄い中でザラ場の値幅が大きく動くのは崩落する前の兆候です。

そんな中で来月初はサントリー上場ですが、仮条件の下限に近い価格で公募価格が決定…サントリーは非上場であればこそその企業価値が高く、市場で資金を調達しなくてもメガバンクが幾らでも貸してくれる稀有な存在で一目を置いていましたが、海外進出には市場での調達や株式公開はやむを得なかったのでしょうか?

また、3100円と言うのはファンダメンタルズから言えば余りにも高い…海外機関投資家の需要が薄かったのは仮条件が高かったためで、暖簾代償却を鑑みれば本来は2500~2800円前後が妥当である。

上場すれば、ソニーの様にハゲタカファンドに狙われたり、会計監査が厳しきくなったりで本来はデメリットが大きい…サントリーは非上場企業であったにも拘らずキリンやアサヒに真っ向勝負できる素晴らしい企業だったが、時代の流れなのか、主幹事証券会社野村に唆されたのか意味不明の高い仮条件になってしまった。
そして、下限手前の3100円…優待や配当性向から個人投資家の人気があるのでなんとか需要は埋まるだろうが、初値は公募価格±300円の2800~3400円のレンジ内であろう。

サントリーは日本を誇る優良企業なので企業としての価値が低い第一生命の様な悲惨な結果には終わらないだろうが、大型案件の為に動きは鈍く4000円を抜ける様な株価上昇を期待するのは無理がある。
加えて、アベクロ相場が既に崩壊して12000円割れも現実味を帯びてきた日本株式市場は勿論であるが世界株式市場が崩落しそうな薄氷像場の中での上場はタイミングが悪かったとしか言い様がない。

兎に角、個別銘柄が云々ではなく、タイトル通り世界株式市場からリスクマネーの巻き戻しが加速すれば日本市場も当然ながら崩壊の危機に直面するのは確かである。

今後1カ月が新興国株式市場がが下げ止まるかどうかの正念場で、仮に底が抜ければ先進国も含めた株式市場、為替で言えば高金利通貨に於いてリーマンショック以来の大暴落は避けられないであろう。

どとらにしても、理由なき上昇を演じたアベクロ相場も先月末に終焉を迎えたので少なくとも日本株からは撤退するのが賢明である。                                       naniwa335