マニアックな読者の皆様、こんにちは…

安倍総理訪米…握手もしてくれませんでしたね。安倍総理の責任じゃないですが…
オバマ氏の性格なのか、思うに民主党の鳩ポッポによるチョンボ(trust me発言)がオバマ大統領のトラウマになっているのかもしれませんね。

さて、
TPPについて結論から言えば参加せざるを得ない。
農水省や農協族議員などの稚拙な「断固反対発言などはどうでもいい。
このまま、政府が生産効率が悪く農協が甘い汁を吸い続ける農業を財政難の中で守れる由もない。
ただ、日本の国内農業は衰退の一途を辿り、自給率は10%に満たなくなるのは確かだ。
但し、逆にベンチャー企業の能力は高いので、国策としての方向性が決まれば輸出産業の基軸になる可能性はある。

また、医療部門に関しても皆保険はなくならない。
結局、これも医師会の保身で厚労省や薬剤メーカーとの蜜月関係が壊される危機感から反対を主張しているのであって、患者の事を考えている訳ではない。
但し、精神医療などでは、米国や国内の薬剤メーカーの圧力で今以上に薬漬けにされる可能性があり鬱患者を恣意的に製造される可能性は極めて高く、これについては危惧される点である。

この様に細かい点を挙げれば、TPPによっての弊害も少なくはない。

然しながら、日本のTPP参加で米国が本当に狙っているのは、莫大な個人金融資産。
特に300兆以上ある郵貯の眠ったマネーを取り込み、米国に還流させたい訳で「貯蓄から投資へ」で、痛い目に合った日本国民のリスクオンを再度復活させたいというのが本当の目的である。

但し、これに関してはリーマンショックのトラウマと米国の金融資本主義の汚れた手法があからさまになったので容易には取り囲みは出来ない。
事実、金融ビッグバンで保険や投信に多くの国民が投資したが、大半の国民は大きな損失を被り全て失敗に終わっている。
なぜこのような悲惨な結果になったのか?
小泉政権下での竹中平蔵の投資推進戦略が悪の根源であった…彼は米国の飼い犬の様なもので売国奴の典型であると言って過言ではない。
彼ほど、いい加減な経済学者は珍しい。一時は日銀総裁候補の筆頭に挙げられたが、流石に自民党内から猛烈な反対があった。
特に麻生大臣は、彼をペテン師だと思っていて、その点では僕の見解と一致する。
彼が、日銀総裁になったら日本の終焉だ。金融資産バブルを誘発して弾けさせるのが落ちで日本人はまた騙される。

また、金融庁も無責任に銀行やJPに外債や海外株式の投信を販売させた。
そして、人のいい日本人は「銀行だから…、郵貯だから…彼らの進める商品は間違いない」と、何の疑いもなく虎の子の資産を預けて、リーマンショックによって大半の資産を失う羽目になった。
窓口の女性販売員の金融知識はゼロに等しい…ノルマがあるから適当にメリットばかりを強調して、リスクは説明しない。
と言うか、金融や投資に付いて基礎知識が皆無なのでリスクを説明できないといった方が正しい。
知識がない販売員が知識のない顧客に複雑な金融商品を提供しているのだから、凡そどんなものを購入したのかさえ理解できない。

そして、最終的にリーマンショックで外債、投信、日本株式等例外なく大暴落して、半値八掛け以下にまで資産を減らした顧客に対して「投資は自己責任です。」の一言で全てを片付けてしまう、証券会社、銀行、郵貯…一体、どういう神経をしているのか?
余り、公にはなっていないがリーマンショックが原因で自らの命を絶った国民が数千人にも上る事を彼らは知っているのか知らないのかは別にして、少しは自責の念にでも駆られて貰いたい。

詰まり、行員や証券マンに郵貯は兎も角、国家自体が米国の口車に乗って、いい加減なスローガンを発した為に結果的に国益を損なわれてしまった。
これでは、国家(官僚や政治家)が、詐欺の黒幕(諸悪の根源)であったという事を自らが証明したに過ぎない。
その様な状況下で、幾ら人のいい金融素人の日本人でも流石に容易には理解できない投資商品には手を出さないであろう。

ただ、感情論は別にして冷静に鑑みれば今回の米国による金融取り囲みの戦略(思惑)はどうなのか?米国はシェールガス革命によって、経済大国に返り咲く可能性が高く、米国に投資するのは強ち間違いとは言えない。完全にエネルギーパラダイムが米国に大きくシフトするのは確実である。

デメリットばかり、主張されるが長期で見れば米国を主軸とした貿易自由化は大きなチャンスでもある。

結局、日本は悲しいかな敗戦国で米国の属州である事を認識せざるを得ない妥協案が多くを占めるであろうが、その中で上手く泳いでいく選択眼や戦略を模索する事が重要になる。

今、肝心なのはなんでも「賛成」「反対」の二者択一の感情論ではなく国民自身も問題の本質を見極めるだけの能力が求められていて、それだけの努力が必要になってきているのだけは確かである。
グローバリゼーションに呑み込まれた現状では、自分の身は自分で守るしかない。            naniwa335