マニアックな読者の皆さん、今日は若干難しい話になります。
昨日、NHKで国債特集がありましたね。
国債は大暴落すると言われて久しくなりますが、昨今のインフレ誘導政策が謳われる中で多少の金利上昇は見られますが、相変わらず10年物標準国債先物は144円と、金利に換算しても0.77%と非常に高い水準で推移しています。
海外のヘッジファンドはこの10年で何回も先物市場で売り浴びせましたが、日本の金融機関の潤沢な資金量で跳ね返され続けました。詰まり、現物で600兆位の国債を保有している国債の先物をいくら売り浴びせても雀の涙で直ぐに買い戻される。
国債は5年、10年、30年等があり、その時の実勢レートで入札が行われる。
その際に先物が理論値より高ければ現物を売らずに裁定取引及びヘッジ目的で先物を売り現物が下落するのを防ぐことができ、仮に下落しても現物と先物を清算日に同時に清算して利ザヤが稼げる。
また、標準物国債先物は架空の指標の様なものであるから、現物との裁定取引は相対させるのが難しいので単体での売買が主になるが、新発の10年物国債先物との理論値が大きく乖離すれば現物や期近の先物を転換係数で調整して裁定取引が行われる。
例えば、新発の10年物国債の金利が1.0%なのにヘッジファンドが標準物国債先物で売り浴びせて1.5%になったとしたら、逆に国債価格は6%程標準物国債が下落するので、高い現物を売って、安い標準物国債を買うという裁定取引が行われる。
若しくは期近の10年物国債先物を売って、標準物国債を買うので1.0%に限なく収束する。
分かりやすく言えば、600兆以上の国債を日本の金融機関が買い支えている中で先物主導で下落さすのは株式市場の様に簡単には行かない。
ところが、デフレが続く中で買い支えている原資(預金:銀行の負債)の個人の金融資産や法人の金融資産は、返済が借り入れを上回り、買い支える限界に近づいている。(マネーサプライの減少)
この様に限界に近づけば下手をすれば、買い支える為に貸し剥がしまで行わなければならない。
そこに付け込んで、海外ヘッジファンドや投資銀行がアジア通貨危機の時の様にグルになって先物を売り浴びせれば暴落するというシナリオだ。
ところが、強力通貨であるベースマネーを際限なく刷って日銀が買い支えれば、仮に投機筋が数十兆円規模の売りを浴びせてきても簡単に跳ね返せるという最終手段が抑止力になるという論調も多い。
但し、仮に信用乗数を伴わない直接的な買い支えのような禁じ手を行えば、必ず最初に通貨円が暴落して、インフレに陥る。
通貨円の信用が失墜すれば、国債をいくら買い支えてもベースマネーを刷れば刷るほど円の価値は下がるので、最終的には基軸通貨ドルでの国債価格は暴落する。
詰まり、100億円の国債価格が円建てで100億円を維持しても、仮にドルが200円になれば半値以下の価値にしかならない訳だ。
また、いくら国債と言っても金融機関は保全の為に国債を市場で手放し、売りが売りを呼んで買い手がいなくなり最終的には円安と国債暴落でハイパーインフレが必ず発生する。
悪魔のスパイラルで、そうなれば個人法人問わず銀行封鎖で金融資産は凍結される。
三橋貴明の名前が昨日の番組でも挙がっていたが、NHKまでがあの様な稚拙で経済音痴の社会認知度ゼロのリフレ論などを取り上げていた事には正直開いた口が塞がらなかった。
国営放送のプロデューサーやディレクターの経済知識は小学生並なのであろう。
戦前の高橋是清が取ったリフレ政策の頃と経済構造が全く違う中でリフレーションなど過去の遺産=無用の長物である。
固定相場でもなく、新たな産業が生まれる様な発展途上でもなく借金の肥大化が顕著化して金融市場にドルやユーロ、円が溢れていて過剰流動性で実体経済に資金が回らない現状でリフレを語るなど愚の骨頂である。完全にとち狂っている。
池田信夫が言う様に先進諸国の通貨の中で一番危ない通貨は円であり、国債は日本国債である。
インフレターゲット2%…そんなちょうどいいインフレに持って行けるなら何も苦労はしない。
日銀はバブル後に先進国以上の金融緩和をしてきた。FRBやECBはリーマンショック後に窮地を凌ぐために増やしただけで結局財政支出肥大で苦しんでいる。ジャブジャブの円が暴走したらどうなるか位小学生でもわかる程度の理論だ。
ベースマネーと同等の金融緩和以上の緩和をやれば、何れハイパーインフレに陥るのが経済学の基本。
白川総裁を批判する事だけが大衆に受けると思っている稚拙な経済学者や評論家、アナウンサーなどはおろか、それを真に受けてリフレ論を妄信する若者…愚の骨頂である。無い知恵を絞っても正解には行きつかないのだろう。
僕が日銀総裁でもインフレターゲットなど設けない…効果が無いのが分かっているからだ。
また、乗数効果が皆無に近い将来の負の遺産になるのが火を見るより明らかな建設国債など絶対に引き受けない。
結論としては、臨界点に近付いてきていて国債バブルは徐々に崩れるのではなく一気に破裂する確率が極めて高い。
そうでなければ、財務省が日本国債を売りに海外にまで営業で足を伸ばす必要が無い。
昨日のヘッジファンド王ジムロジャース(ジョージソロスの右腕)が、言っていたように日本に将来はない。
兎に角、国債と言うものが金融資産にカウントされている事自体が非常に危うく、仮に時価が下落すれば銀行の資産が目減りするだけ個人や法人の金融資産も同時に減価される。
問題はその額で国債だけではなく公債や地方債を含めた国家の借金1000兆が個人法人の金融資産の殆どで運用されている事であり、国債一辺倒の偏った資産は一度日本の信用を失った時にはリスクを全て被り、一気に破綻する。
また、海外純資産の280兆などは超円安超インフレになれば、数年で吹っ飛ぶと言う事を政治家や財界人、博識者と言える人の中でもどれだけの人が認識しているのか甚だ疑問である。
以上、国家破綻は杞憂ではなく早ければ来年の秋くらいから兆候が見られ2014年にX-dayを迎える事になるであろう。 naniwa-335
昨日、NHKで国債特集がありましたね。
国債は大暴落すると言われて久しくなりますが、昨今のインフレ誘導政策が謳われる中で多少の金利上昇は見られますが、相変わらず10年物標準国債先物は144円と、金利に換算しても0.77%と非常に高い水準で推移しています。
海外のヘッジファンドはこの10年で何回も先物市場で売り浴びせましたが、日本の金融機関の潤沢な資金量で跳ね返され続けました。詰まり、現物で600兆位の国債を保有している国債の先物をいくら売り浴びせても雀の涙で直ぐに買い戻される。
国債は5年、10年、30年等があり、その時の実勢レートで入札が行われる。
その際に先物が理論値より高ければ現物を売らずに裁定取引及びヘッジ目的で先物を売り現物が下落するのを防ぐことができ、仮に下落しても現物と先物を清算日に同時に清算して利ザヤが稼げる。
参照:国債先物裁定取引
また、標準物国債先物は架空の指標の様なものであるから、現物との裁定取引は相対させるのが難しいので単体での売買が主になるが、新発の10年物国債先物との理論値が大きく乖離すれば現物や期近の先物を転換係数で調整して裁定取引が行われる。
例えば、新発の10年物国債の金利が1.0%なのにヘッジファンドが標準物国債先物で売り浴びせて1.5%になったとしたら、逆に国債価格は6%程標準物国債が下落するので、高い現物を売って、安い標準物国債を買うという裁定取引が行われる。
若しくは期近の10年物国債先物を売って、標準物国債を買うので1.0%に限なく収束する。
分かりやすく言えば、600兆以上の国債を日本の金融機関が買い支えている中で先物主導で下落さすのは株式市場の様に簡単には行かない。
ところが、デフレが続く中で買い支えている原資(預金:銀行の負債)の個人の金融資産や法人の金融資産は、返済が借り入れを上回り、買い支える限界に近づいている。(マネーサプライの減少)
この様に限界に近づけば下手をすれば、買い支える為に貸し剥がしまで行わなければならない。
そこに付け込んで、海外ヘッジファンドや投資銀行がアジア通貨危機の時の様にグルになって先物を売り浴びせれば暴落するというシナリオだ。
ところが、強力通貨であるベースマネーを際限なく刷って日銀が買い支えれば、仮に投機筋が数十兆円規模の売りを浴びせてきても簡単に跳ね返せるという最終手段が抑止力になるという論調も多い。
但し、仮に信用乗数を伴わない直接的な買い支えのような禁じ手を行えば、必ず最初に通貨円が暴落して、インフレに陥る。
通貨円の信用が失墜すれば、国債をいくら買い支えてもベースマネーを刷れば刷るほど円の価値は下がるので、最終的には基軸通貨ドルでの国債価格は暴落する。
詰まり、100億円の国債価格が円建てで100億円を維持しても、仮にドルが200円になれば半値以下の価値にしかならない訳だ。
また、いくら国債と言っても金融機関は保全の為に国債を市場で手放し、売りが売りを呼んで買い手がいなくなり最終的には円安と国債暴落でハイパーインフレが必ず発生する。
悪魔のスパイラルで、そうなれば個人法人問わず銀行封鎖で金融資産は凍結される。
三橋貴明の名前が昨日の番組でも挙がっていたが、NHKまでがあの様な稚拙で経済音痴の社会認知度ゼロのリフレ論などを取り上げていた事には正直開いた口が塞がらなかった。
国営放送のプロデューサーやディレクターの経済知識は小学生並なのであろう。
戦前の高橋是清が取ったリフレ政策の頃と経済構造が全く違う中でリフレーションなど過去の遺産=無用の長物である。
固定相場でもなく、新たな産業が生まれる様な発展途上でもなく借金の肥大化が顕著化して金融市場にドルやユーロ、円が溢れていて過剰流動性で実体経済に資金が回らない現状でリフレを語るなど愚の骨頂である。完全にとち狂っている。
池田信夫が言う様に先進諸国の通貨の中で一番危ない通貨は円であり、国債は日本国債である。
インフレターゲット2%…そんなちょうどいいインフレに持って行けるなら何も苦労はしない。
日銀はバブル後に先進国以上の金融緩和をしてきた。FRBやECBはリーマンショック後に窮地を凌ぐために増やしただけで結局財政支出肥大で苦しんでいる。ジャブジャブの円が暴走したらどうなるか位小学生でもわかる程度の理論だ。
ベースマネーと同等の金融緩和以上の緩和をやれば、何れハイパーインフレに陥るのが経済学の基本。
白川総裁を批判する事だけが大衆に受けると思っている稚拙な経済学者や評論家、アナウンサーなどはおろか、それを真に受けてリフレ論を妄信する若者…愚の骨頂である。無い知恵を絞っても正解には行きつかないのだろう。
僕が日銀総裁でもインフレターゲットなど設けない…効果が無いのが分かっているからだ。
また、乗数効果が皆無に近い将来の負の遺産になるのが火を見るより明らかな建設国債など絶対に引き受けない。
結論としては、臨界点に近付いてきていて国債バブルは徐々に崩れるのではなく一気に破裂する確率が極めて高い。
そうでなければ、財務省が日本国債を売りに海外にまで営業で足を伸ばす必要が無い。
昨日のヘッジファンド王ジムロジャース(ジョージソロスの右腕)が、言っていたように日本に将来はない。
兎に角、国債と言うものが金融資産にカウントされている事自体が非常に危うく、仮に時価が下落すれば銀行の資産が目減りするだけ個人や法人の金融資産も同時に減価される。
問題はその額で国債だけではなく公債や地方債を含めた国家の借金1000兆が個人法人の金融資産の殆どで運用されている事であり、国債一辺倒の偏った資産は一度日本の信用を失った時にはリスクを全て被り、一気に破綻する。
また、海外純資産の280兆などは超円安超インフレになれば、数年で吹っ飛ぶと言う事を政治家や財界人、博識者と言える人の中でもどれだけの人が認識しているのか甚だ疑問である。
以上、国家破綻は杞憂ではなく早ければ来年の秋くらいから兆候が見られ2014年にX-dayを迎える事になるであろう。 naniwa-335