マニアックな読者の皆さん、お早うございます。

日経平均は思いの外、強いですね。
個人投資家は、買うに買えず売るに売れない高値膠着状態です。

これだけ強く、幾度となく9550円突破を目指すのは、一つには安倍総裁によるばら撒きと際限なき金融緩和に踏み込んだ発言が切っ掛けですが、やはり為替が円安トレンドでドルもユーロも数カ月ぶりの高値圏を推移している事が一番大きいですね。
米国の財政の崖は深刻な問題ですが、市場はなんとかオバマ氏が妥協してまとまると楽観的に見ています。
また、欧州も先延ばしでしかありませんが取り敢えずギリシャ破綻を免れたことで楽観論が広がっています。

然し、通常は半年先を見据えれば世界経済の深刻な状況は何ら変化が無いばかりか、現状より悪化していると見るのが妥当ですね。
地政学的リスクに対する防衛戦略や日米安保、外交問題は危機的状態。
加えて原発問題にインフラ整備、また被災地の復興にどれだけの財政支出(赤字国債発行)が必要になるのか?
このままでは、火力や天然ガスに頼らなければならないが、輸入コストが半端ではなく貿易赤字は膨らむばかり。

この様に考えれば、直近は年末と言う季節柄(特殊要因)も手伝って来週頭に9600円を抜ける可能性もあるが、来週末のSQを通過した直後に投開票が行われて政局の概要が決まれば、材料が出尽くして反転下落という展開が予想される。

来週のSQはロールオーバーと裁定取引の決済が拮抗して意外と波乱なく通過する可能性が高いが、個人的にはザラバにSQ値を下回って推移して、大引けで大きく売りが出る可能性もシナリオも想定している。
大引けで9400円を割るようなことがあれば、再度9550円を試すことなく、年末に向けて下降トレンドに反転するサインになるであろう。

「もうはまだなり」か「まだはもうなり」かそれ程、判断が難しい局面なので、来週のSQを通過するまでは下手に仕込めないというのが本音である。空売りや先物を売っても踏み上げられる可能性があるし、買うのも解散後2週間で800円も上昇して高値でもみ合っており過熱感が強いので買い疲れと警戒感からの下落リスクは拭えない。

本日も先物は9550円を抜けたが、現物は跳ね返された…然し、此処を上抜けると相場はさらに上昇するが数回試しても跳ね返されたら反転し下落トレンドに突入するであろう。     naniwa335