念願の全国制覇まで、あと一つ。
決勝の相手は、大阪阪南の代表。
日本代表のピッチャーを擁し、
接戦を勝ち上がってきたチーム。
ただ、その彼は準決勝を完投しており、
そのため、決勝での登板はなし。
もう、その時点で、油断があったのかもしれない。
戦う前から、良くも悪くもリラックスした雰囲気があった。
ゲームが始まると、相手に簡単に先制を許し、
さらに、真綿で首を締められるように、
1点、また1点と加点される。
こちらは、軟投派の相手投手にてこずり、
全くペースをつかめない。
そうしているうちに、こちらにミスが続出。
まるで、なにかに取り憑かれているかのように、
追い込まれていく。
そして、点差は広がり、
もがき、焦るうちに、
ゲームセット。
正直、なぜ負けたのか、わからなかった。
多分、それは僕だけではなかっただろう。
そうして、あと一歩、夢に届くことなく、
みんなの熱い夏が、終わっていった。
余談であるが、この相手チームの監督には、
その後、次男、三男が指導していただくことになる。
その時に、選手の力を引き出す凄さに、
驚かされた。
10人目の選手(指導者)の存在。
少年野球には、とてつもなく、
大きな存在なのだろう。