読売が石破退陣の号外まで出していたというのを週末のニュースまで知らなかったが、まったく馬鹿なことが起こるもんで、かつてならば間違いなく退陣と判断できたものが、もはや、そのとおりにはならない状況があるということなんだろう。
参院選が終わってみると、参政党の分析はあいかわらずよく目にするが、話題の中心は石破の進退に移っている。SNSでは誰がどの立場でなにを言ってるのかがごちゃごちゃしていて、追いかけるのに疲れてしまうが、テレビのニュースを観ると世論は半々のようだ。
そもそも、衆院選から少数与党となり、野党の発言力が強いこの状態にある石破政権というのは、今までの何十年からするとそうとうベターではないかと思っていた。ところが、左派は自民党を批判する。自民党内の右派は石破を降ろそうとする。じつはどちらもぜんぜん国民のための動きではないだろう。
もちろん、国民にとってもこの状態はベストではない。国民も少し損をしている。左派も右派も少しずつ損をしている。三方一両損のような状態がこれまでの石破政権ではなかったか。
石破を降ろせば、誰かが大きく得をする替わりに、誰かが大きく損をすることになるのかもしれない。そんなことでいいんだろうかというのはとてもシンプルな疑問である。しかし、勝ち馬に乗るゲームと勘違いしてるやつも多いみたいだからなあ。
石破については演説も観てるからその雑感も書きたいと思っていたのだが、政治のことばかり書くブログではないし、余力があったらまた改めて書きます。