
海老名の映画館で「タイタンシネマライブ」を観てきた。いつも隔月で開催されている「タイタンライブ」のライブビューイングだが、今回は「タイタンライブ」が30周年、「タイタンシネマライブ」が100回記念にあたり、2日連続の開催となっている。今日はその初日。まず、出演者を出演順に書いておくと、春とヒコーキ、まんじゅう大帝国、シティホテル3号室、流れ星☆、キュウ、エレキコミック、とろサーモン、バイきんぐ、爆笑問題、ウエストランド、古希還暦(明石家さんま&太田光)という11組。
さんまがスペシャルゲストとして出演することは発表されていたが、なにをやるのかはわからなかった。フタを開けてみれば、昨年、「お笑いの日」(TBS)で結成された「古希還暦」の再登場である。まず、とっさに思ったのは、太田の負担の大きさだ。ただでさえ、漫才のネタ作りが2本に増えているところに、選挙特番の準備も重なってしまった。それだけでも想像を絶する労力だが、そのうえ、さんまとの漫才も稽古していたのかとは驚かされる。
「お笑いの日」の漫才がめちゃくちゃなままで終わってしまったことはこのブログにも書いたが、今回は二度目でもあり、時間がたっぷりと用意されていたからそれだけでも条件はかなり違う。結論からいえば、あのぐだぐだな漫才とは違って、今回はすさまじかったのだ。「お笑いの日」でやりそこねたコンビニのネタをやろうとして、今回もやはり脱線がくり返されるのだが、時間があるから無理に段取りに戻す必要がないというのがたぶんよかった。そうなると、さんまももう心得たものだ。最初に40分用意されていると言っていたのだが、実際には何分やっていたんだろうか、通常ならば出演者全員が登場するエンディングがあるはずが、それもすっ飛ばして、上映時間いっぱいまで漫才は続いた。長時間になればなるほど、さんまと太田の漫才は凄みが増していくようだった。
中川家でも、あるいは、やすしきよしでも、ネタと脱線を往復するような融通無碍な漫才をするのだけど、中川家なんかは時間になったらそこですぱっとネタを切って降りてくるようなかっこよさがある。さんまと太田のコンビには段取り以外にネタを終わらせる方法がない。あそこが本来の終了時間だったのか、終わらない漫才に田中が割り込んでいったのだが、ここから今度はトリオ漫才が始まってしまう。レツゴー三匹、漫画トリオ風のネタをやってみせ、アドリブだとしたら田中の対応は驚くべきものだったが、ここはさすがに打ち合わせをしていたのかもしれない。上映終了時間がいよいよ迫ると、ウエストランド井口を先頭に出演者全員がステージに出てきてしまったが、漫才は終わりらしい終わりもなく、さんまは颯爽とソデに帰っていく。笑いのピークに向かいながらライブが終わるというあまり体験したことのないような終わりだ。私は帰りの電車のなかでもいつまでも興奮が続くことになった。
さんまと太田に圧倒されてしまったが、今回は特別な回だからライブ全体の温度がそもそも高く、ほかの出演者たちもかなりいいと思った。ゲスト4組のうち、とろサーモンとバイきんぐは賞レースチャンピオンだからいいが、エレキコミックと流れ星☆がすこぶる面白かったことはここに強調しておきたい。

















