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さて、Audibleのアプリをインストールして登録を進めた。
アプリあるあるなのだが、アプリから登録しようとすると、キャンペーンページと認識されず、通常のプランになってしまう。
危ないところであった。
そこで、スマホから操作せず、一度PCから申し込みを行うことにした。
これで2か月の評価を経て、正式に申し込みをするかやめるかを判断したい。
さっそく、成瀬を読む。
ネタバレにならない程度で書くとすると、第1話は西武大津店の閉店を契機とした、それぞれ別の話。いわゆる連作である。
主役である成瀬本人の語り口ではなく、別の登場人物の視点から書かれていた(中には成瀬本人の視点からの作品もある。)。そればかりではなく、ちょい役になり、成瀬のセリフがないエピソードもある。いろいろな登場人物から主役を浮き彫りにする構成としては、オーソドックスな手法なので、別に新しいところもない。
SNSやソーシャルディスタンス、マスクなど、今の時代にふさわしいキーワードを随時ちりばめながら、成瀬の人となりをさぐっていく。
これが文学作品かというと、首をかしげたくなる部分もある。描写のディティールが不足しているようなところもある。
とはいえ、登場人物が明るく面白く書かれている。成瀬にはブレがない。ポジティブ思考である。地元を愛している。それが最大の魅力なのだろう。成瀬に期待を寄せているところが、読者のレビューからうかがえる。成瀬はマンガ化が決定したようだ。仮に成瀬がドラマになったら、だれがやるのだろう。若手女優はこぞって手を挙げるに違いない。
わかりやすい表紙のデザインや、「天下を取りにいく」といった明るめのコピー、滋賀県の観光大使のような展開は素晴らしい。このあたりは作家が、というよりは、マーケティングを担っている編集者の力量であろう。
西武大津店に行きたくなった。でも、今はない。高層マンションが建築中なのである。
と、ここまで書いて今更気づいた。
このままでは成瀬のレビューで終わってしまう! 文学レビューのブログではなかったのだ。
次回は、ガジェットのレビューらしく、オーディブルのレビューをして締めくくる。
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再生速度は1.0がいいような気がする。成瀬が話しているわけではなく、サブの役が成瀬を紹介している。別の話とリンクさせるのは古典的な手法だが、古典芸として味わうのがいいだろう