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先日、TP-Link のWi-Fi6E対応のメッシュWi-Fiシステム「Deco XE200」を試用したので、その時の話でも。
皆さんは「Wi-Fi6E」について聞いたことはあるだろうか? ネットニュースなどで情報を集めると、これまでのWiFi6より高速性や安定性に優れているという。このWi-Fi6E、日本では令和4年9月から使えるようになった比較的新しい規格で、WiFi6ほど知られていないのが実情のようである。
端的に説明すると2.4GHzと5GHに加え、6GHzが使えるようになったのである。
そんな中、6Eに対応しているデバイスはまだ少数派だ。例えばiPhone15においては、Proシリーズのみ6Eを採用している(無印iPhone15またはそれ以前のiPhoneは、6E非対応。)。Androidも一部の機種に留まる。
今回、メーカーのTP-Linkの協力を得て、Wi-Fi6Eを搭載した「Deco XE200」を試用できることになった。
ところで、上記機種は通常のWi-Fiルーターとは異なり「メッシュWi-Fiシステム」を採用している。
メッシュWi-Fiシステムと、普通のWi-Fiルーターとは一体どこが違うのだろうか? 現在のWi-Fiカバレッジを広げるのであれば、普通のWi-Fiルーターに中継器を組み合わせるやり方もある。
普通のWi-Fiルーターは、単一のポイントからWi-Fiを送る。中継器を使えば、ピンポイントで接続範囲を拡張することができる。別の言い方をすれば、そのたびに回線をつなぎ直す必要がある。
他方メッシュWi-Fiシステムは、それぞれのアクセスポイント(ユニット)からWi-Fiを再配信するため、エリア全体で強固なWi-Fiを行き渡らせることができる。
仮に3台のユニットがあり、1台に障害が発生したとしても、AIによってデータの経路を自動修正してくれる。この点も見逃せないところだ。
さて、検証と行こう。
商品は単ユニットと2パックのSKUとなっており、今回の検証では2パックを試用する。
今回は、本機のレビューにあたり「6E対応」、「メッシュWi-Fiシステム」の2点を中心に徹底解説していきたい。
次回の記事では、セットアップについて説明する。
白を基調としたパッケージ。購入後3年間の保証がついている
開封すると
上から見たところ。近未来的なデザイン
WAN/LANポート。一番下が10Gbpsになっている
下から見たところ。電源ポートもある
電源アダプター(写真上)と付属のLANケーブル、取扱説明書等