先日BlackviewのミニPC「MP80」を試用したので、その時の話でも。
よくスマホだけあれば、タブレットだけあれば、なんでもできる。という趣旨の記事を読むことがある。
極端なことを言って、水をふっかけようとしているのは明らかだし、1日1時間の勉強を続けていれば司法試験に合格できる。若しくは重要な1千語の英単語だけで、ビジネスではOKみたいな趣旨と同じだと考えている。
コピーライティングやデータ分析には、やはりPCは必要だ。他方ノートPCがデスクトップPCの代わりになるかというと、拡張ができるという条件付きでイエスだ。
しかしながら、昨今のノートPCは価格が高騰している。原材料の高騰に加え、サプライチェーンの問題、需要縮小の問題、円安などいろいろある。
どうすればいいのか、そのことばかりを考えて、PC系のブログや動画サイトなどを見まくった結果、ミニPCを試してみたいという結論に行きついた。
ミニPCなら、ノートPCよりも安く、好きな外付けのデバイスと組み合わせて使える。他方ミニPCというくらいだから、高度なゲーミングというわけにはいかないものの、ビジネスや趣味で使用する程度ならどのくらい使えるか、この部分についても検証をしたい。
今回はメーカーのBlackviewの厚意を得て、新商品「MP80」の検証をする機会を得た。Blackviewといえばタブレットやスマホではその名を聞いたことがあるが、ミニPCの分野ではいったいどうなのだろう、と非常に楽しみなところである。
9月某日、商品が到着。
パッケージを開封すると、PC本体のほか、ACアダプター、HDMIケーブル、VESAマウントブラケット、ビス、ユーザーマニュアルが同梱されていた。
PC本体は手に取ってみると、214gとほぼ大きめのスマホの大きさ。特筆すべきはポート数の多さ。
・HDMI ×3
・USB-A ×3
・LAN×2
・3.5mm オーディオジャック ×1
これだけあれば十分すぎるほどだ。オフィスなどで2つのネットワークを使い分ける場合、LANポートが2つあるのは重宝する。また、HDMIポートが3つあるのは拡張デスクトップを構築する場合には有用だ。
LANポートで少し説明を補充すると、本PCはWi-Fi5に対応している。そうするとネットワークを3つ使うことができる。この点も特筆できる。
とはいえ、USB-Cが付いていないのは惜しい。コストとの兼ね合いは理解できるところではあるが…。
同様にさきほどWi-Fi5の話をしたが、Wi-Fi6のほうが良いのはわかっているが、この点もコスト重視という明確なコンセプトによるものだろう。
次回は、設定篇。
今回初めてWindows11 Proを試す、またとない機会。価格も約3万円(令和5年9月16日現在の執筆時)とコスパに優れているので、どのくらい実力があるのか、この点についても検証したい。
商品到着!
パッケージを開封
四辺を撮影。まずこちらは電源ポート、LANポート×2、オーディオポート
USB-Aポートが3基。どれも3.0に対応している
電源ボタン
HDMI2.0ポート3基
上から見たところ
下から見たところ
裏面を開けることも可能(後日補充記事を掲載予定)
ポケットに入れることもできる(実際にはそういう乱暴なことはしないけれど、あくまでもイメージ)
(写真左から)HDMIケーブル、電源アダプター&ケーブル、VESAプレート&ネジ、取扱説明書。VESAプレートについては、外付けディスプレイの裏側に本機を留めることを可能にする。この部分については、後日追加記事を書く予定なので楽しみにしてほしい
筆者のスマホと記念撮影