音楽を聴く分には非常に相性が良いというのが、前回の検証でわかった。とくに重厚感のある音楽については、本商品が大活躍する。

 

話は大きく脱線するが、コロナを契機としたアメリカの異常な金融緩和から、その産物として壮絶なインフレが起こり、それを抑えるための利上げ・金融引き締めというハードドライビングのせいで、日米間の金利差が拡大し、日本は歴史的な円安に襲われた。

 

このまま一気に1ドル=180円を目指すのかと思われたが、アメリカのリセッション、日銀の政策変更の可能性等、投機筋からの思惑により、今度は容赦ない円高。そしてインフレがまだ収まっておらず、アメリカの雇用統計等の状況も堅調なことから、円安にまた戻ろうとしている。

 

そんな日本が世界からもてあそばれている状況の中、本商品の価格は3千円以下と、コストパフォーマンスに優れている(令和5年2月22日の執筆時)。製品のクオリティを考えれば8千円でも理解できるが、求めやすい価格で提供できている点については、非常に評価できるところだ。

 

閑話休題

 

本来であればキッチンで検証したその流れで、お風呂でも検証をしたかったところ、まだ時間がある。そこで別の実験を行う。

 

もったいぶるのはよそう。

 

これを、マイクスピーカーとして使ったらどうかという検証をしたかったのだ。

 

昨年あたりからスマホの新しい使い方を模索しており、スマホは万能選手なのだから、これをマイクに使うのはどうかと思っていた。

 

「マイクアプリ」「拡声器」などのキーワード検索をもとに、この商品のレビューをする前の年末年始にリサーチをかけていたところ、評判が良さそうな「Microphone Live」というアプリに行き着いた。

 

本商品はBluetoothスピーカーなのだから、音を出力することは朝飯前。スマホアプリとスピーカーの組み合わせで、ちょっとしたスピーチができるのではないか、と仮説を立てた。

 

検証したところ、まず、本商品とマイク(スマホ)は近くにあってはならないことが判明した。要はハウリングしてしまうのだ。耳をつんざく不快な音。両者を離す必要がある。

 

Bluetoothがキャッチできる距離は、一般的に10メートルと言われている。そこでその範囲内に設置する。

 

少しプレゼンテーションの練習をしてみる。職業柄めったに人前で話すことはないし、そういう機会があっても「書面でいいから」と拒み、法律用語でいうところの擬制陳述をずっと行っていた。社会人としてこういう姿勢で良いのかと問われるところではあるが、書面に書いていることを読み上げるカルチャーは無駄以外の何物でもないので、なくしてほしい。

 

だからあまりプレゼンはうまくない。

 

それでも、こういう実験は好きなので、プレゼンテーターを気取ってやってみる。

 

スピーカーからの出力はクリヤーだ。

 

ただ、ワンテンポずれるような感じがしており、拡声器としては今一つであった。これはこのスピーカーの評価ではなく、アプリ若しくはスマホの評価である。各メーカーの技術革新に期待したいところだ。

 

さて、ここまで書いたところでいよいよ、大詰め。

 

次回は本商品をお風呂場に持ち込んで検証する。

 

結果はどうだったのか!

 

iPhone 13 mini

 

Bluetoothのペアリングを行う

 

Microphone Live

 

本商品をマイク(スマホ)から少し離して音声出力する