本機にはさまざまな機能があるが、全部を紹介するのはあまりにも冗長すぎるので、これは! と思った機能を最後に1つ紹介する。
家族など複数のメンバーで使う時に有益なのが、ファイル共有(簡易NAS)の機能だ。
これまで検証してきた「Archer AX73」「Archer AX20」にも搭載されていた機能であり、この部分はおかげ様で結構読まれている。おそらく無線LANルーターを使った簡易NASを紹介している記事は少ないということだろう。地味ではあるが、非常に便利な機能だ。
簡易機能であり、無線LANルーターの余剰処理能力を利用するため、あまり負荷をかけるのは得策ではない。2、3台のクライアントでささやかに共有していくような使い方をしていければいいだろう。頻繁に使うのであれば、それこそ専用のNASを用意すればいいのだ。
参考にしたのはこちらのページ
設定は非常に簡単だ。
まず、USBメモリを本機のUSBメモリに挿し込む。
実は今回、これまで使っていたUSBメモリが家の中で迷子になってしまったため、急きょ本ブログ初登場、久々にこのメモリを使ってみた。
10年前にAmazonにて1,500円くらいで購入した記憶があり、数年前に父親に貸し出したままであった。半年前に無事奪還したものの、使う機会がずっとなかったのだ。このメモリ、挿し込むとLEDライトが赤く反応し、やがて消えるのだ。
容量は16GBと、今のUSBメモリの水準から考えると、いささか物足りないかもしれない。とは言え、簡易NASとしての使い方であれば、まあこのくらいのサイズ感でも十分でないかと思っている。
管理画面で「USBストレージデバイス」から「インターネットFTP」で表示されていたIPアドレスを使って接続。
無事つながった。
次回は最終回。簡易NASの機能についてもう少し深掘りし、総括を述べたい。
Silicon Power USB Memory 16GB
本機のUSBポートに接続
インターネットFTPに記されたIPアドレスをもとに接続
ネットワーク資格情報の入力。「読み書き可能」「読み込みのみ」と設定変更ができる
コントロールパネルのWindows資格情報から、IPアドレスを登録することも可能だ