インターネットにつながり、次はスピードテストをやろうかと考えていたところ、家族が起きるまで1時間ほどある。せっかくなのでIPアドレスの設定をすることにした。
というのは、拙宅のネットワークプリンター(Brother DCP-L2550DW)とブルーレイレコーダー(Regza Blu-lay DBR-W2010)については、IPアドレスを固定している。正確にはIPアドレスの固定ではなく、DHCPサーバーの予約機能を使用しているのだ。
ちょっとわかりにくいので、もう少しかみ砕いて説明すると、こういう感じである。
それぞれのデバイスには、ネットワークにつなげるためのXXX.XX.XX.XXXといったIPアドレスが付与される。動的IPの場合は、ルーター側で更新がかかると、IPアドレスが変わる。
他方静的IPの場合は、IPアドレスを固定することができる。半面、全デバイスをきちんと管理する必要がある。さらにプロバイダーとの契約もオプションとなることが多い。
そこでDHCPサーバーの予約は、更新するときに、今まで使用していた同じIPアドレスを予約してくれる。実質的には固定アドレスのような使い方ができる。例えは変かもしれないが、あるホテルに連泊したら、荷物も置きっぱなしで同じ部屋が使えるのと同じ理屈だ。つまりDHCPサーバーの予約は、動的IPと静的IPのハイブリッドとも言えるだろう。
PCより管理画面に入る。
管理画面の入り方は、このページを参考にログインした。
サイドバーより「LAN」を選び、今までの機種で使用していたIPアドレスに変更する。
続いて、同じくサイドバーより「DHCPサーバー」を選択し、IPアドレスプールの数値を変更する。
最後に予約エントリを追加し、目的のデバイスを登録するだけだ。
これによって、たとえばブルーレイレコーダーの管理画面であれば、ブラウザにXXX.XX.XX.XXXというようにブックマークをしておくことが可能になる。
この管理画面、VPNの設定にも対応しており、将来的にはVPNにも挑戦したい。外からプリントアウトしたり、テレビを見たりすることができたら、これはこれで面白いのではないかと思っている。
いちおう家庭内IT担当ではあるが、悲しいかなビギナーの域を出ておらず、ネットワークその他の知識が必要になってくるので、今のところはひたすら情報収集&試行錯誤中。VPNについてはこれまで色々なITライターやブロガーの体験記を読んできたが、どれもざっくりというか、その逆に専門的な用語ばかりで難しい。個人的には不満足だ。そこで、遠い将来かもしれないが、うまく徹底解説できるようになったら、本ブログにてVPN記事を追加掲載したいところだ。
さて、前回の記事で予告した通り、今度はアプリを使わず、管理画面だけで設定をすることに。サイドバーの「システム」→「バックアップおよび復元」に「復元」のボタンがあるので、それをクリックした。
すると、ネットワークにつながらなくなった!
いったい、何が起きたのか!
ネットワークプリンター Brother DCP-L2550DW
ネットワークプリンターなので、スマホからも印刷可能。スキャナーの機能も使える
ブルーレイレコーダー Regza Blu-lay DBR-W2010
ブラウザにtplinkwifi.netを入力し、ログイン完了。右上のクライアントのアイコンには「12」という表示が。12台のデバイスが既に接続されている
IPアドレスを変更
DHCPサーバーよりIPアドレスプールを変更
予約エントリを追加。「接続されたデバイスを見る」をクリックして
クライアントの一覧が表示される。選択して予約化を行う
ブルーレイレコーダーの管理画面。新しいIPアドレスが反映されている
PCからブルーレイレコーダーの管理画面に入ることができる。IPアドレスが変わらないので、ブックマークすることが可能。番組の予約も簡単にできる
バックアップ、復元については管理画面のシステムから行う