先日、TP-LinkのWi-Fi6対応無線LANルーター「Archer AX80」を試用したので、その時の話でも。

 

同社のプレスリリースによると、他国に先駆けて日本で先行販売となったモデルである。

 

少し説明を補充する。

 

「Archer」シリーズでは、これまで外部アンテナを搭載した平置きモデルを採用してきた。外付けアンテナには強力な電波を遠くまで飛ばし、安定した通信が可能というメリットがある。

 

筆者はこれまでに4台の「Archer」シリーズの無線LANルーターを試し、通信の安定性を高く評価してきた。特に「Archer AX73」は6本も外部アンテナがあり、強い電波を飛ばすことへのこだわりを感じさせた。

 

他方、日本のユーザーは見た目や設置の仕方にもこだわる方が多いという。

 

本機では、そういった日本のユーザーの声に応え、縦置きとアンテナ内蔵の採用となった。大げさに言えば、今回先行発売した日本における評価が、今後の世界展開の、マーケティングの方向性を左右することになると思料する。

 

当然ながら、アンテナ内蔵のほうが見た目にもスマートである。この部分について異論はない。しかしながら、これまで「Archer」シリーズが誇ってきた安定的な接続はどうなるのか、気になるところではある。

 

ユーザーの立場としては、デザイン性と通信の安定性がトレードオフの関係になるべきではないと考える。安定した通信ができるからこそ、初めて「無線LANルーター」であると言えるのであり、ここは妥協できないポイントだ。

 

ちょっと大げさだが、ユーザーを代表して、さっそく検証してみよう。

 

12月某日、商品到着。

 

ブログを始めてからもう3年になるが、これまでいくつか発売前の商品を検証する機会に恵まれた。慣れたということではない。先行レビューもない中で試していくのは緊張感がある。技術的にはあまり詳しくないので物足りないところもあるかもしれないが、ユーザー目線でレビューをし、読んでくれた人が何らかの参考にしてもらえればと思う。

 

さて、パッケージを開封すると、本体ルーター・台座のほか、ACアダプター、LANケーブル、設定ガイド等が同梱されている。

 

LANポートについては次の構成である。

・2.5Gbps WAN/LANポート×1

・1Gbps WAN/LANポート×1

・1Gbps LANポート×3

 

LANポートについては、有線でゲームをしたいというニーズに対応している。残念ながら拙宅では、子供に悪影響を及ぼす可能性があるという理由から、ゲーム機の使用を許可されていない。とはいえ、子供が成長したどこかのタイミングで、RPGをやりたいとは思っている。

 

USB 3.0ポートについては1基ある。ファイル共有(簡易NAS)の機能については、第6回目以降の記事にて紹介する。

 

さて、開封の儀が終わったところで、朝7時を回ってしまった。

 

このまま設定を続けたい気持ちはあるのだが、家族が起きてきたので中断し、翌朝設定を行うことに。

 

翌朝、設定は無事できたのか!

 

商品到着! 「4804+1148」、「超高速Wi-Fi 6」のコピーが目立つ。なお本機は購入後3年間の保証がついている

 

パッケージを開けると…

 

正面から見たところ。台座をはめることができる

 

底から見たところ

 

台座。矢印の方向に向けて、本体にはめる

 

本体と台座をはめると、縦置きできた

 

上から見たところ。アンテナが出ているタイプではない

 

反対側にはSSIDとPWが記載されている

 

正面から見たところ。LEDインジケーターによって状態を確認することができる

 

裏側から見たところ。WAN/LANポートのほか、USBポートがある。USBメモリを使って簡易的なNASを構築することができる

 

Wi-Fi情報カード

 

設定ガイド等

 

LANケーブル

 

本機は、横置きにも設置することもできる。設置方法のバリエーションが広がったのも特長の1つと言える

 

Archer AX80

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