本レビューも今回で最終回。まずは、画像調整について思っていることを述べたい。
これは本モニターに限った話ではなく、どのモニターも基本的な機能は同じで、右下のボタンで設定させるという仕組みである。
マウスが出てきたり、タッチパネルになったりと、ここ25年でPCはより直感的な方向に進化はしたけれど、この部分に関しては進化が遅れていると言わざるを得ない。Amazon Fire TVでは通常に検索をしていた時間がかかるのだが、音声検索を使えば、相当便利になる。今のはアイデアフラッシュの1つだが、なんとかできないだろうか。
日本はデジタルに遅れている国だという。数十年前のAppleと東芝の関係を考えれば、火を見るよりも明らかだ。Appleは年々テクノロジーを進化させているのに対して、東芝は事業の切り売りでもう後がない。ソニーは金融会社になって一応成功はしているが、デバイスメーカーとして、あのウォークマンの時分のテクノロジーはどこへいったのだろう。
閑話休題
画像調整については、操作が少しやりにくいことは事実であるが、一通りの機能はそろっている。ビジネス観点で言うと、やはりブルーライトのカットは重要な機能のひとつで見逃せない。長時間モニターの前にいると、やはり目は労わってあげたいところだ。
PIP(Picture in Picture)とPBP(Picture by Picture)の機能もあるようだが、手持ちのデバイスでHDMIに対応できるのがないので、今回は検証できないと思っていたところ、アイデアがひらめいた。
ブルーレイレコーダーとつなげればいいのだ。
拙宅のBDレコーダー レグザブルーレイDBR-W2010につなぐ。こちらをメインにし、サブでPCをつなぐということをやってみた。
結果は成功。本モニターはテレビとして十分代用できるクオリティだ。外付けでリモコンがあれば、音量のオンオフも自在にできるだろう。
HDMIポートが使えるデバイスが複数ある人は、ぜひ導入を検討してほしいところだ。
話は少し脱線するが、HDMIの規格について述べたい。4K以上の水準を求めるのであれば1.4以上、2.0はプレミアムハイスピードとなり、よりハイスペックと言える。細かいことをあげればいろいろあるのだが、まずはこのようなざっくりとした理解で間違えない。
本モニターは2.0が1ポート、1.4が2ポートついており、合計3つのポートが付いているのも特長のひとつと言える。
妥協のない高品質4Kモニターを存分に活用していただきたい。
OSDメニューボタン
LOW BLUE LIGHTの設定。色味の違いは一目瞭然
(上から時計回りに)R32、本モニター、レッツノート
RIPの一例、レコーダーを映しながら、PCを映す。PCの位置はRIPの設定で変更可能だ
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