先日、JAPANNEXTのタッチ対応モニター「JN-IPS27WQHDR-C65W-T」を試したので、その時の話でも。

 

以前、同社の23.8インチのタッチ対応モニター「JN-IPS238FHD-T」を試したところ、タッチ操作ができるディスプレイは人生初の体験であった。

 

 

 

 

率直に言って面白い。練習をして、キーボードとマウスとタッチ操作をうまく使いこなせれば、千手観音のように、操作が格段にスピーディーになるような期待感がある。たとえばマウスを左から右に大きく移動させる場面では、タッチしたほうが瞬時に操作できる。

 

半面、ここ数カ月JAPANNEXTのアンバサダーに就任している関係で、27インチ以上のモニターを中心に検証してきた。そのせいか、23.8インチが気持ち小さく見えてしまったのも事実。23.8インチでも十分実用的で問題ないのだが、目が27インチに慣れてしまった感はある。

 

そこで、今回は令和4年10月に発売されたばかりのニューフェース。27インチ、WQHD解像度(2560×1440)、USB-C給電対応と、ほしかった機能が惜しみなくバンバン搭載されており、確実にパワーアップしている。これは大いに期待できる。

 

なかでもACアダプターを必要としないUSB-C給電は、全世界のPCユーザーが望んでいたと言っても大げさではないほどの革命的な機能の1つ。昔は複数の現場で作業するときは、ACアダプターを持ち運ぶのが面倒だったので、予備のACアダプターを複数購入し、それぞれの現場に置いていた。そう考えるとUSB給電はビジネス利用では欠かせないものだ(とはいえ、ゲーミングの場合は事情が違って、高いパフォーマンスが要求されるため、出力はDPポート一択であろう。)。

 

今回は前回23.8インチのモデルを試用したときの記憶を喚起させつつ、レビューをすることとなった。

 

10月某日、商品が到着。

 

パッケージを開封し、モニター本体を手にしたところ、思っていたよりもずっしりしている。マニュアルによると、製品重量は7.5kgもある。Surface Pro 7のおよそ10台分だ。

 

見た目は、モバイルモニターを大きくしたような感じであるが、当然持ち運び用ではない(Twitterで同様の質問を見たことがある。)。ビジュアルがそう見えるに過ぎない。そうは言っても、なかなか面白いデザインだ。今までありそうでなかったというか、写真で見てもらえば一目瞭然だが、スタンドで傾斜を付けるタイプだ。

 

本ブログでデバイスを紹介する際は、基本的に設定の手順を1話分とってフォーカスしているのだが、この機種に限っては設定の必要もなく、ただケーブルをつなぐだけだ。しいていえば、ケーブルを出す際に、スタンドと重ならないように、横に逃がしてあげることくらいか。

 

ちなみにケーブルは、USB-C、USB-B to A、HDMIケーブルが同梱されている。USB-CポートがないPCでは、タッチ操作をする際に、USB-B to Aケーブルを使う。この部分については、次回の記事で紹介するので楽しみにしてほしい。

 

なお本ブログで何度か述べている通り、メーカーがケーブルを同梱するのは高く評価できるところだ。ケーブルにはさまざまな規格があり、うまく動作できないこともある。ケーブルの数は無数あるので、組み合わせによって合わないものがあるというのはやむを得ないところであろう。

 

しかしながら、事前にモニターメーカーが検証したケーブルについては、少なくともモニター側ではOKなのだから、動作しないリスクは接続の相手側に限定され、リスクが半減する。

 

閑話休題

 

次回はいよいよ使用感を紹介。

 

タッチパネルの威力はどうだったのか!

 

商品到着!

 

慎重に引き出す

 

取扱説明書等。購入後1年の保証がついている

 

ACケーブル類

 

(左より)USB-Cケーブル、HDMIケーブル、USB-B to Aケーブル

 

モニター本体。反射で天井のエアコンが映る

 

後ろから見たところ。このようにスタンドで角度調整する

 

ポート(左より)HDMI、DP、USB-C、USB-B、USB-A×2、オーディオ、電源

 

ディスプレイボタンは画面の左後にある。使い勝手については第3回目のレポートで紹介していく。