先日NANAMIの33W USB-C PD 充電器 (超小型 Super Mini 急速充電器)を試用したので、その時の話でも。

 

数年前にUSB-Cが登場し、その頃からいろいろなタイプの充電器が急速に世の中に出回ってきた。

 

筆者の個人的な意見としては、充電器にはざっくり言って4つのトレンドがあるのではないかと考えている。

 

1つめは、自宅で使用することを主目的とした3ポート以上の充電器。昨今では最大100Wに対応している充電器もあるので、PC、タブレット、スマホなどをまとめて充電することができる。USB-Cポートがメインで、1ポートはUSB-Aというのがよく見かけるタイプだ。他方、比較的重量感があるので、持ち運びにはあまり向かないかもしれない。

 

2つめは、持ち運びを前提としたPCの充電にも使える充電器。PCはスマホやタブレットと異なり、65W以上の充電が必要である。ポートは1つか2つ。そのため、体積は小さいが少しずっしりとした感じがある。

 

3つめは、無線の充電器。コンセントを挿し込まなくても、デバイスを乗せただけで簡単に充電できる。最近のiPhoneであれば、MAGSAFEに対応している充電器もこの仲間である。他方、無線の充電速度は、急速充電(PD)のタイプに比べて一般的に遅い。

 

最後に4つめは、PDでかつサイズもコンパクトなもの。短い時間で急速充電ができるのがポイント。急な外出が決まり、短い時間で充電をする場面は、だれにでもあるはずだ。今回紹介する本商品は、このカテゴリーに属している。

 

今回はメーカーの厚意により本商品を試用することができた。白・ピンク・黒の、全部で3つのラインナップになっている。

 

さて、長い前置きはこのくらいにして、本商品のレビューをする。

 

5月某日、本商品が到着。

 

開封すると、まずそのコンパクトさに驚いた。寸法は3.1 x 3.1 x 3 cmと、形状がApple純正の 5W充電器によく似ている。Apple純正の 5W充電器は、昔のiPhoneに付属していたので、なじみがある人も多いのではないだろうか。

 

続いて重量。iPhone純正品が23gに対して、本商品は45 gとほぼ倍近い。純正品はPD非対応かつ最大電力が5Wであるのに対して、本体はPDかつ33Wに対応している。だから重量の違いは、非常に理解ができるところだ。

 

簡潔に言うと、本商品は5W充電器程度のサイズ感でありながら、スマホだけではなくタブレットだって急速に充電できるのである。

 

次回は、本レビュー後編として使い勝手を紹介する。

 

急速充電の実力はどうだったのか!
 

商品到着!

 

開封すると

 

取扱説明書

 

USB-Cの1ポート

 

プラグ

 

(左から)光沢感があって上品な白・ピンク・黒の3種類のラインナップ

 

同社従前の30W充電器と記念撮影。よりコンパクトになった

 

Apple純正の 5W充電器と記念撮影。ほぼ同じサイズだが、スペックは全然違う