今回使用した機材は

 

・Let’s note CF-SZ6

・ROCCAT Kone Pro Air

・Razer BlackWidow V3

 

タッチパネルを有効にするには、PCのHDMIポートとUSBポートの両方にケーブルをつなぐ必要がある。そういうことでPCは、Let’s noteに決定!

 

ROCCAT Kone Pro Airは、ドイツ産で、無線マウスの常識を一変させたゲーミングマウス。一般的な無線マウスは充電器で動かすことが多いが、こちらはバッテリーで動かすタイプ。だから本体重量75gと、とにかく軽い。

 

 

 

 

Razer BlackWidowは、アメリカ産で、軽快な打鍵感が心地よいメカニカルキーボード。傾斜もついているので、カチカチと子気味良いタッチが特長のひとつだ。Bluetoothによるデバイスの切り替えも、LEDライトがついているので、複数のPCを持ち込む際には重宝する。

 

ということで、今回は趣向を変え、外国産のゲーミングデバイスで攻めてみた。ゲーミングデバイスというと、色鮮やかでゲーマー専用みたいなイメージがあるけれど、ビジネスにだって十分使える。いわばスポーツカーを街乗りに使うみたいな、例えは変かもしれないが、良いものは「ゲーミングデバイスだから」という偏見を持たないでどんどん使っていきたいところだ。

 

話は逸れるが、昨今物価高で消費者は苦労している。外国産のほしいデバイスが手に入らない、断念せざるを得ない可能性がある。中国のゼロコロナ対策による物流ストップ、半導体の供給不足、エネルギーの調達困難。諸事情に照らせば、やむを得ない部分はあるかもしれない。

 

しかしながら、円安は、外国の問題だけで片付けられる問題ではなく、日銀がしっかりしていないことの証左だ。指値オペやら大規模金融緩和やら人工的な施策をやり続け、日本政府は黒田の好き放題にさせていた。金融引き締めを行わないと黒田は強くコミットするのだから、その結果、キャピタルフライトが起こり、日本円が投機対象になってしまった。1日で2円下がって2円上がる現象が頻繁に起こるのもこのためだ。黒田本人は金融業界で50年以上もキャリアを積んでいるわけだから、当然、為替に関するプロとしての知識も持ち合わせているはずであるし、世界経済に与える影響を認識・認容しつつ、日本円を投機通貨にしたがっているとしか考えられない。記者会見においては、「金利を上げるつもりは全くない」「躊躇なく追加の金融緩和を行う」等、投資家の投機熱を煽るようなことをせず、発言に慎重になるべきだ。

 

「急激な円安は経済にマイナス」という意見は「ゆるやかな円安は経済にプラス」というふうにも取れる。しかしながら、百歩譲ってゆるやかな円安であっても、円安が消費者にとってプラスになる場面はない。学者の中には、1ドル200円、400円になってもおかしくない、と危惧する意見もある。そうすると日本人の海外旅行なんてもってのほかだ。「憧れのハワイ航路」の時代に逆戻りだ。その間外国資本が進み、日本は植民地化するだろう。

 

閑話休題。レビューを続ける。

 

解像度は1920×1080。デスクモニターとしては標準的なサイズで使いやすい。

 

本商品のモニターは、タッチパネルを採用しており、たいていのタッチパネルはグレアタイプであるところ、本商品はアンチグレアだ。実はアンチグレアであっても、本商品がタッチパネルを可能にしているため、多少の反射があるのではないかと懸念していたのだが、そのようなことはなかった。IPSの面目躍如といったら少し大げさだが、鮮やかさと識別しやすさを両立させている。

 

当然ながらアンチグレアであるということは、文字が読みやすいメリットがある。このため、メールもエクセルも普通に使える。

 

さて、今回のメインデッシュ、タッチパネルだが、サイズの拡大・縮小はもちろん、画面の上下左右も楽々だ。とくにブラウザやエクセルでその実力が発揮される。

 

話は変わるが、よく、人のモニターを指で触り、「ここのところが~」という人がいるが、脂ぎった指紋をモニターにつけてほしくない。しかしながら、本商品では、マルチタッチができるので、OKだ。このモニター、スイーベル機能(左右に振る)は付いていないが、台座が円形になっているので動かしやすい。このため、共同で何かを作業をする用途に合っている。

 

サイズの拡大・縮小もできる。たとえば、ギターの運指などを確認したいときも有益だろう。

 

本商品はゲーミング、ビジネスはもちろん、学校等の教育現場においても活躍の場は広いと思われる。外付けモニターでは少し珍しいタッチパネル、価格も4万円未満(令和4年8月15日現在)なので、存分に活用してほしいものである。

 

起動! (筆者本人が思いっきり映ってしまったので、若干加工処理)

 

(左から)Razer、ROCCAT Kone Pro Air 、Let’s note。Let’s noteにはHDMIケーブル、USBケーブルを接続し、タッチ操作を可能にする

 

(左から)POWER、AUTO、DOWN、UP、MENU

 

 

画面(OSD)メニューの一例。ピクチャーモードによりスタンダード(上)、省エネモード(下)など、お好みの調整が可能だ

 

エクセルは30行、A~Zまでの26列表示が可能だ。画面に直接触れ、スクロールで上下左右と動かすことができるのも本商品の利点だ

 

アクセスの一例。フォームの入力からクエリ抽出など、直感的な操作が加わり、マウスだけで操作するよりも、効率が良い

 

Gmailの画面も見やすく、スクロール操作もやりやすい

 

ギターの運指で気になるところがあれば、ピンチアウト(拡大)して、適宜確認するといいだろう