骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」は、2022年1月に発売されたばかりの新商品。特許取得済みの第9世代骨伝導技術(Shokz TurboPitch™テクノロジー)を採用している。ネックバンド型のチタンフレームを使用しており、メーカーによれば、ランニングや各種陸上競技などで使用するシーンを想定したという。
ところで屋外でイヤホンを使用する場合、耳を塞ぐタイプだと、外からの音が拾いにくくなるため、危険にさらされる場面も出てくる。
その点本イヤホンのような耳を塞がない骨伝導タイプは、外の音も拾うことができるため、屋外でも安心して使える。
本商品はペアリング(Bluetooth接続)するタイプである。
まずは電源ボタン(「音源+ボタン」と共通)を長押しする。そうするとLEDライトが青色(オン)、赤色(オフ)、青と赤の点滅(ペアリング)の順に灯る。音声でも伝えてくれるのでわかりやすい。
LEDが青と赤の点滅になったときに、スマホ側でペアリングの紐づけを行うと、設定が完了する。
設定が完了したところで、電源ボタンを押す。慣れてくるとイヤーフックを耳に掛けたまま、電源ボタンを見なくても右手の親指でオンオフができるようになる。
ユーザーが最も知りたい肝心の音についてだが、筆者が以前使用していた「OPENMOVE」との比較では、低音がよりしっかりとした印象を受けた。中でも、ドラムのアタック音が明確に聞こえてくる部分は評価できるところだ。
骨伝導イヤホンは耳を塞がないため、音漏れが心配という人もいるかもしれない。しかしながら、外の音も聞き逃さず、聴きたい音を再生できるという特長により、よほどの大音量でない限りは音漏れの心配はない。
本イヤホンは主にスポーツのシーンを想定して開発されたため、屋外で運動中であっても、しっかりと音が聞こえてくる。リラックスした雰囲気の中で音楽を聴くのもいいし、ラジオを再生するのも悪くない。
もう1点、特長を紹介したい。本イヤホンは最大10時間の連続再生が可能だという。ユーザーの使い方にもよるが、筆者の場合は、1週間に一度充電すれば良い程度である。
また急速充電にも対応している。電源をオンにすると、音声でバッテリーの状態を伝えてくれる。バッテリーの状態が低くても、5分の急速充電で最大1.5時間の音楽再生が可能だ。この点は見逃せない。
「OpenRun Pro」の一通りの検証が終わったところで、次回はSalomonランニングシューズを履いて、外に繰り出すことに。
さて、結果は如何に!
付属品のキャリングケース。外に持ち出す際、重宝する
本イヤホンはデュアルノイズキャンセリングマイクが内蔵されているため、Web会議など利用シーンも幅広い
Shokzのロゴ
電源オンは青色(上)になり、オフは赤色(下)になる
音声の再生、停止、スキップなどはこのボタンで行う。慣れてくると目視しなくても操作できるから便利
音量+/-ボタンとマグネット充電部
USB(マグネット to A)ケーブル
マグネット充電部(上/本体、下/ケーブル)を拡大して撮影
USBケーブルを接続したところ
耳を塞がず、骨を通して音を伝える。これによって耳の中を清潔に保つことができる
後ろから見たところ。安定感があり、歩いてもずれることはまずない