数年前だったのか、正確な時期は覚えていないが、Acrobat Readerにて注釈がつけられるようになった。
それまではこのような操作ができなかったので、有料のAcrobatを利用していた。
Standardであれば注釈がつけられたし、Proだとマスキング機能があった。
以前は宣伝関係の部署にいたので、よくある例として、あるプロジェクトを2つの広告会社が連携してやることになった。
主幹代理店の資料を、部分的に参加する広告会社が参考にすることがある。
資料をそのまま渡すわけにはいかないので、必要な範囲でマスキングを行うのである。
ProとStandardどちらがいいのか、コストが全然違う。2倍は違っていたような記憶がある。
ただ、この記事を執筆するために現状のプランを見てみると、大きな金額の違いはなく、サブスクを推している。
https://acrobat.adobe.com/jp/ja/acrobat/pricing.html
とはいっても、ソフトウェアの追加インストールは企業ではなかなか困難なところも多い。
著者はProを入れてもらうのに、そのためだけの企画趣意書を作った。
そんな中Acrobat Readerは無料だし、正規のブランドなので、とりあえずインストールしている人も多い。
そこで、今回のトピック。
これを話したいがために、長く遠回りをしてしまった。
マスキングに関してのやり方である。
まずは注釈からボックスを使う。そこに背景を黒く塗る。
しかし、これではまだ完成とは言えない。
このままだとPDF上で、マスキング部分をずらすことができるのだ。
そうさせないために、プリントアウトする。
プリントアウトにはリアルに出力してスキャンする方法と、PDFを印刷する方法の2種類があるが、著者は後者のやり方が多い。
これで簡易的にマスキング処理ができる。
玉にきずなのは、横に回転されることがよくあるので(どうしてなのかはわかっていない)、注意したい。
なお、純正ではなくてもサードパーティのPDFソフトも過去に使ったことがあり、ぜんぜん問題ないので応用されたい。