母に捧げるバラード2 | Nani Mino'aka(亀有のハワイ)

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Aloha!

 

お母さん、今僕は思っています。

ぼくに故郷なんかなくなってしまったんじゃないかと。

そして、ひとつ残っている故郷があるとすれば

お母さん、それはあなた自身です。

あなたは、なにからなにまで故郷そのものです。

今、こうして静かに目を閉じていると

お母さん、あなたの声が聞こえてくるんです。

 

表題に掲げている

『母に捧げるバラード』の冒頭の歌詞(セリフ)です。

 

大好きな海援隊この歌がとても今感慨深く沁みわたります。

 

私は、親父の仕事の関係で小学校が3校、中学校が2校と渡り歩いて、大学は上京して一人暮らし、就職すると全国を転々としておりました。

そのため、まさに故郷というのが実感としてありません。

実家も私が川崎に住んでいたときに、知らないうちに引っ越しておりました。

良い意味で

いろんなところに思い出があるのですが。

先日の通夜で妹と夜通し話をしていて、ふと思ったことがありました。

葬儀屋が「出棺の時に故人の好物は沢山入れてあげてくださいね。」と

 

はて?お袋の好物って何?

どんなに考えても思い出せません。

出てくるのは、自分の好物ばかり。ステーキラーメンカレー鍋パスタ

そうです。

お袋はまず、子供の好物を作り、親父の好物を作り(親父も途中、単身赴任で不在が多かった)でした。

自分の好物はいつ食べていたのでしょう。

私の母方の祖母は

「嫌いなものを無理して食べても身にならない」としていましたから

一度、美味しいと完食すると常に食卓にあったりする家でしたから

今の私の体形が物語っております。

 

そんなお袋の好み、お袋の姉妹に聞いても、明確な答えは出ず。

結果、カフェオレみたいなコーヒーコーヒーは飲んでいたと、意見が合うものがあったので

飲み物だけは入れました。

 

私もいい歳ですから、子供の好みと同時に親の好みを教えていかなくてはならないと

今になってお袋に教えられました。

 

お袋、おかわり!

 

Mahalo nui!