年明けに書いた、長文です。
当時は、自分の気持ちを整理するため、将来へ記録として残すため、そして
もし同じようなお子さんをお持ちのママとシェアするため、活字にしました。
興味のない方は、どうかスルーしてください。
そして、今現在、私は全く落ち着いて医師の判断を受け入れられているので、
心配しないでねー。
年をまたいでずっと気になっていたこと。
リョクの遺伝子コンサルタントからの電話。
2日(アメリカの正月休みは元旦だけなのさー)、遺伝学専門のドクターへ。
リョクの発達遅延の原因を探るべく、1年半前 に血液をメインランドの
遺伝子研究室に送りました。 当時の研究レベルではリョクの遺伝子に
異常は見られなかったのですが、データはずっと保管され、
常に更新される検査方法でチェックされていました。
最新の遺伝子検査によると、リョクは少なくとも2つの遺伝子が
欠損しているそうです。 成長遅延の決定的要因です。
なにしろ、最近判明したばかりの研究結果なので、
まだ○○症候群とか病気の名前さえありません。
アメリカでは、まだ十数名の症例しかなく、力は間違いなくハワイ初でしょう。
十数名の患者の一番上の子でも現在20歳。
症状やレベルはそれぞれですが、一様に成長遅延がみられます。
リョクの長くて美しいまつ毛も、下がり気味の大きな目は 症状の特徴だそうです。
筋力が弱いので、ヨダレも多いし便秘がち。
その他の症状も、Coffin-Siris syndrome に似ているとか。。。
って言われても、そんな症候群も初耳でピンとこないですよねぇ。
告知された時、全身の力が抜け切りました。
隣にいるジョイのためにも 我慢しなきゃと思う以前に涙が溢れていました。ドクターには 「年齢相当の成長は期待しない方がいい」 と言われました。
"Never be a normal" False Hope は持たせたくないと。。。
信じられない信じたくない事実。
リョクのこれからの将来を考えると、心配と不安が先にたちます。
自分で身の回りのことはできるのか?
リョクがマミーと呼んでくれる日は来るのか?
順番から当然 マミー&ダディーが先に死ぬけど、その後リョクはどうなるのか、
自分で生きていけるのか?
いろんな思いが頭を巡ります。
余計な心配は、今しなくてもいいってわかってるけど、
親が子供の心配をしない時って ないっしょ?
リョクが今後、どの程度の成長をするのかは不明です。
私達に何ができるのか、セラピスト達と相談し、
よく考えて準備しなくてはと思います。
できない事を少しでもできるようにし、できる事を大きく伸ばしたい。
今回、良かったことは、成長遅延の原因がわかったこと。
もう 「なんでドクターなのにわからんの?」 と毒づかなくてもいいこと。
いや、多分これからは、「なんでドクターなのに治せんの?」って毒づくと思うけど。
そして、心臓手術に問題なかった&心臓は大丈夫なこと。
これからの対応策を練られること。 です。
マミーはヘタレですが、トウフさんの優しさと前向きさ、ジョイの明るさと聡明さ、
リョクの愛らしさ に支えられてます。
この家族で良かったわー。 心からそう思います。
翌日の明け方、ジョイのお弁当を作っていたら、
「リョクがいなくなった夢を見たぁぁぁ」って号泣しながら起きてきたジョイ。
ジョイを抱きしめてて、5歳の娘の優しさが私の胸に滲みこみました。
優しいジョイ、我が子ながら尊敬する時もある。
この子に余計な心配かけないようにも、マミーがシッカリしないとね。
いつも笑顔のお母さんって理想やわ~。
心臓手術の時を思い起こすと、
元気でいてくれるだけで有難いとさえ思うぞー。