昔の写真 其の参 | 大明神からこんにちは

大明神からこんにちは

お祭りが大好きな『南がく次郎』の日記です

今回も昔の写真の記事です。


このブログのプロフィール画像にも使わせていただいている写真です。

前回の写真と同様に再度公会堂から借りてきました。
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こちらの写真も前回は画質が悪かったので詳細は分かりませんでした。

今回、画質をあげて見たところ色々なことが分かりました。


まずは撮った年代が分かったのです。

下の拡大した写真を見ると脇障子彫刻と見送幕がありません。
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前方鬼板・懸魚と水引幕の取付が明治44年。

脇障子彫刻の取付は大正7年。

ということは撮った年代は大正元年から大正6年の間ですね。


そして写っている人たちが着ている法被は
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この法被でした。
大明神からこんにちは-nangaku02



大明神からこんにちは-nangaku03

変体仮名で『なんがく』と書いてあります。


下の写真の法被は二代目。
大明神からこんにちは-nangaku03

現在の法被は三代目ですね。


水引幕はこの写真を撮った当時は作ってからまだ間もないので綺麗です。

欄間に鳳凰の蒔絵もはまっているのも分かります。
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今の水引幕も3年前に復元新調し、欄間も平成8年に修復しました。

この写真の撮影時も今と同じくらい綺麗だったはずです。
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最後に唐破風です。
大明神からこんにちは-hafu01


あらためて今の唐破風と比べてみると…。
大明神からこんにちは-hafu02

似ているようでも全然違いますね。

古城連の唐破風は相当似ています。
大明神からこんにちは-hafu03


浜松の新橋町の唐破風もそっくりです。
大明神からこんにちは-hafu04


この前の遠州祭り馬鹿の集いでも話題になりましたが

唐破風は屋台の顔ですよね。


自町の屋台より他の町の屋台(特に新橋町)のほうが似ているなんて…

すごく残念です。


どうにかならないのかなぁ…