ふとしたことで思い出し
それからずっと頭の中を駆け巡る歌が
あります。
今日一日中「元気です」が流れてます。
吉田拓郎さんの歌です。
この歌を聴くと故郷を離れ
上京した時のことを
思い出すのです。
ただ、なぜ今日この曲が浮かんできたのかは
わかりません。
誰もこっちを向いてはくれません
一年目の春 立ち尽くす私
道行く人々は日々を追いかけて
今日一日でも確かであれと願う
わずかにのぞいた雨上がりの空を見て
笑顔を作って「どうですか?」と問いかける
いろんなことがあり愛さえ見失う
それでも誰かと触れ合えば
そうだ元気ですと答えよう
風よ運べよ遠い人へのこの便り
二年目の夏 涙ともらい水
幸福の色は陽に灼けた肌の色
唇に浮かんだ言葉は潮の味
出会いや別れに慣れては来たけれど
一人の重さが誰にも伝わらず
どこかへ旅立てば振り返りはしない
それでもこの街に心をしずめたい
そうだ元気ですよと答えたい
夕暮れ時には想いが駆け巡り
三度目の秋 何かが揺れている
時間を止めても過ぎ行く者たちは
はるかな海原に漂い夢と散る
かすかに聞こえた優しさの歌声は
友や家族の手招き程懐かしく
木の葉に埋もれて季節に身を任す
それでも私は私であるために
そうだ元気ですよと答えたい
自由でありたい 心のままがいい
四年目の冬 寒さを拒むまい
どれだけ歩いたか考えるよりも
しるべなき明日に向かって進みたい
あなたの人生が幾つもの旅を経て
帰る日来れば笑って迎えたい
私も今また 船出の時です
言葉を選んで渡すより
そうだ元気ですよと答えよう
曲も良いけど歌詞が妙に惹かれます。
故郷を離れて見知らぬ土地へ行った人は
この気持ちがわかると思います。
春、それぞれの場所で新しい生活が
始まったことでしょう。
オイラも あの頃の初心に戻って
自分を見つめなおしてみたいと
思います。