府立植物園の東、京都コンサートホールの向かいにあります「天引」。
ネットで存在と評判を聞きつけました。あんみつの寒天が美味しいとのこと、
なぁんだあのフルーツ缶に入ってるサイコロ状の意味不明のアレカヨォ、と思いました。たしかに見た目の清涼感はあるが・・・とネガティブなイメージしかなかったのですが、あまりにネットの感想がよく、また(よりにもよって)寒天を主役に押出されているトコロが気になりまして、訪れてみました。
お店は地下にあり、地上には「ギャラリー道半(みちなかば)」というお店が。
以前「特選 京都チャンネル」とかいうTVで紹介されていた安価に焼き物が買えるお店だったな、でも今日はあんみつ食いに来たんだからなと、ソソクサと地下へ。注文したのは名物「海のクリームあんみつ」です。
(私が訪れた当時は)ご覧のとおり、あんみつ と言いながらトッピングが
為されず、バラバラの状態で出てきます。
「まずは黒蜜だけで寒天を食べてください。その後、アイスやきな粉、みかん白玉等々トッピングしていってください」とのご説明。やはり寒天に余程の自信が
あるようだ。
寒天も缶詰のようなマッシカクではない。いわれたとおりに一口入れてみた。
・・・こんな寒天、食べたことない・・・おいしい。今までワキ役で、どっちかというと邪魔っ気な存在でしかなかった寒天が、超大物の千両役者としてどっしり主役を張っている。黒蜜やアイスも自家製らしく、順番にトッピングしていくと、またまた別の味わいが出てくる。でも、寒天の主張は弱まらない。いやこりゃいい意味でダマサレタ。
ふとあたりを見回すと、となりのテーブルに最初変わったオブジェだなぁと思っていたものが、実は寒天の原料、テングサであることにやっと気がついた。
このテングサをなんと8時間も煮詰めて寒天を作っておられるそうな。
食べ続けていると「よかったら陶芸体験しませんか」とのこと。ここは実は先程の「道半」さんがやっておられる甘味処のようで、安価で陶芸体験もできるそうだ。
この日はハードな観光スケジュールを組んでいたのでできなかったが、次は絶対体験もしてみよう(ロクロ回しながら映画の「ゴースト」ごっこしたい)
場所的にも北山通からチョット南に入るところで、内緒にしときたい一軒です。
バラシちゃったけど・・・。

