少子高齢化や世帯構成の変化で、
先祖代々の墓を守り続けることが難しくなっている中、
新型コロナの影響で遠方のお墓にお参りができず、
「墓じまい」を考える人が急増している、
というニュースを見ました。
わたしの中で何度も出てくる「問い」があります。
それは、
「空き家になっている
実家のお仏壇をどうしていくか・・・?」
「お墓をどうしていくか・・・?」
という「問い」です。
この「問い」に、以前、亡くなった母から
こんなメッセージが届いたことがありました。
お盆に届いた母からのメッセージ・前編
メッセージを受け取った時は、
「そうだなぁ」
と心が軽くなるのですが、
両親が守り続けてきたことを
同じようにできていないことに対して、
申し訳なさを感じています。
昨日、お墓参りに行ってきました。
お墓の前で手を合わせた時、
心の中に一番に浮かんできた想いは、
「申し訳ない・・・」
でした。
同じようにできなくて、申し訳ない・・・。
そしたら、
こんな言葉が聴こえてきたのです。
「申し訳ないより、
ありがとうの響きの方が
嬉しいなぁ」
ハッとしました!
そうか・・・!
「~ができなくて、ごめんね」
「~ができなくて、申し訳ない」
この言葉のエネルギーより、
「今までお仏壇やお墓を
守ってくれてありがとう」
「次の世代へと
命をつないでくれてありがとう」
この想い、言葉の響きの方が、
嬉しいんだ!
・・・と。
たった一言のメッセージでしたが、
大切なことを思い出させてもらったような、
なんとも清々しく、ありがたい気持ちになりました。
これって、お仏壇や、お墓のことだけじゃなくて、
人とのコミニュケーションでもいえると思いました。
例えば、
「~ができていない」
と自分の足りないところを責めている時は、
人がしてくれたことに対して、
素直に、
「ありがとう」
と言えないものです。
「自分のできていないこと」
にベクトルが向いている時は、
「人がしてくれたこと」
への感謝に気づきにくくなるのです。
これは、しあわせなエネルギー循環になっていない。
「申し訳ないより、
ありがとうの響きの方が
嬉しいなぁ」
この言葉を大切に、生きていきたいと思います。
ありがたいメッセージに
ハッとしました!