ブログネタ:好きなマンガ
- 一条 ゆかり
- 正しい恋愛のススメ (1)
ナオミさん 主催の悪女学研究所に参加しております。研究の一環として、最近悪女が出てくる小説や漫画について振り返っているのですが、漫画での悪女といえば、この漫画での岬玲子こと小泉玲子さんを挙げたいと思います。
主人公の高校生、竹田博明は同級生の護国寺洸のバイト先、出張ホスト『M企画』で出会った岬玲子と恋愛するのですが、後々に玲子さんは、自分の同級生である彼女の母親ということがわかります。
未も蓋も無い言葉でいうと親子どんぶりということなんですが、博明が娘の彼氏だとわかってからの話の展開がおもしろいです。
玲子さん、娘の彼氏だとわかった後日、博明にお互いの秘密を守ってつきあいを継続するか、別れるか決断を迫りますが、「秘密を守れないならいらない」と潔すぎ。そして、博明を男として育て、最後に玲子さんが考えて、お別れ旅行して手放すときもかっこよすぎ。(漫画だけあって手放すときに偶然が重なり、ひと悶着あるのですが)きっと博明からすれば、玲子さんは手が届かない一生忘れられない女性になること間違いなしでしょう。
娘の彼氏と付き合っていることが元夫にばれたときも、倫理観についてヒステリックに語る元夫に対してグー
で殴り、欲しいものはなんでも取りに行くそして責任も取るという語りは圧巻です。その潔さが、周りの「玲子さんだから仕方ないよね」という雰囲気をつくっているのではないかと感じました。
