独学で短答プロパーの知識を勉強されている方へ | 司法試験ブログ・予備試験ブログ|工藤北斗の業務日誌

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資格試験予備校アガルートアカデミーで司法試験・予備試験の講師をしている工藤北斗のブログです。司法試験・予備試験・法科大学院入試に関する情報を発信しています。時々弁理士試験・行政書士試験についても書いています。

掲題のような方へ,おススメの勉強法です。簡単なものですが。

なお,入門講座レベルの知識を習得していることが前提です。


肢別本を使っている方が多いかと思いますので,それを例にとって説明します。


同書を用いる際には,次の3段階(4段階)で回すのがよいと思います。


①1週目

新司,予備試験出題肢のみを解く。できなかった(あやふやだった)肢にはマークをつけておく。

②2週目

1週目でマークのついている肢に再度チャレンジ。できなかった(あやふやだった)肢にはまたマーク。

上三法については旧司出題肢を解く。できなかった(あやふやだった)肢の扱い方は,①同様。

③3週目

1,2週目でマークのついている肢に再度チャレンジ。できなかった(あやふやだった)肢にはまたマーク。

余裕があれば,☆マークのついているT巳オリジナル肢を解く。できなかった(あやふやだった)肢の扱い方は,①同様。

④4週目

1~3週目でマークのついている肢に再度チャレンジ。できなかった(あやふやだった)肢にはまたマーク。

余裕があれば,マークのついていないT巳オリジナル肢を解く。


まずは,1週目をいかに早く回すかが重要です。おそらく民法などは分量の多さに圧倒されてしまうので,とりあえず①新司・予備出題肢だけに絞って,最重要肢をマスターし,加えて1週回したという達成感を得た方が効率が良いです。


①新司・予備出題肢は最終的には,95%くらいは正誤判別ができるようになっている必要があります。


以上に加え,いわゆる組み合わせ問題等では,全部の肢の正誤が判定できなくても,正解が出せるので,1回か2回は,実際出題された形式で,過去問を解いておきましょう。それに加え,1回か2回模擬試験を受けておけば万全です。


※民法の短答プロパー知識(共同抵当,多数当事者間の債権債務関係,家族法等)の習得で苦しんでいる方は,柴田先生のHP からダウンロードできる,短答知識集がおススメです。