平成25年度司法試験短答式試験結果 | 司法試験ブログ・予備試験ブログ|工藤北斗の業務日誌

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資格試験予備校アガルートアカデミーで司法試験・予備試験の講師をしている工藤北斗のブログです。司法試験・予備試験・法科大学院入試に関する情報を発信しています。時々弁理士試験・行政書士試験についても書いています。

遅ればせながら,法務省から掲題について発表がありました。

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合格最低点は,昨年度(平成24年度)から5点ほど上昇し,220点となりました。合格率は,全国平均で68.72%となり,昨年度より約5%程度上昇しました。

もっとも,平均点も10点ほど上昇しています。柴田先生とも話しましたが,昨年度よりやや易しかったのではないかという印象通りの結果となったようです(過去5年間で最も平均点が高くなっています)。

いわゆる肢きりとなってしまった受験生数は,昨年度が約3000人だったのに対して,本年度は約2300人となり,これは受験者数の減少に比例するものでしょう。

合格率で見ると,目立つのはやはり予備試験合格者で,なんと100%です。一般教養科目がない分司法試験の短答式試験の方がパスしやすいのは分かりますが,それにしてもすごい数字です。

法科大学院では,いわゆる上位ロースクールの合格率は高く出ていますが,一方で,全国平均を下回る法科大学院が52校となっていることは見逃せません。

なお,法務省の法曹養成制度検討会議では,短答式試験の科目数削減が議論されているようです。