皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
今日は、ちょっとロマンチック気分で
クランブルを使ったデザートを作ってみました。
今、ちょうど
すももが出回る時期ですよね。
私、実は、小学校の頃から
ずっと思っていることなんですが
日本の『すもも』って
とっても酸っぱい(笑)
「確かにおいしいんだけど
酸っぱくて食べにくい」
ずっと、こう思ってきました。
それを何とかしようと
私が考案したのが今日ご紹介するレシピ。
すもも(李)は、バラ科サクラ属の落葉小高木。
すももには
ヨーロッパすもも(西洋すもも)と
日本すももの2つの種類があり、
果実が紫がかった
ヨーロッパすもも(西洋すもも)は
一般的にプルーンと呼ばれています。
日本すももは、赤い色が特徴です。
冒頭者写真の後ろの方に
赤く写っているのが日本のすもも(李)。
この日本すももを
西洋風のクランブルにするとおいしいんじゃないか?
って思ったの。
ちょっとオシャレになるし、雰囲気いいでしょ?
まずは、レシピをご紹介しますね。
すもも(李)のクランブル
<材料2人分>
~果実の部位~
●すもも 4個
●グラニュー糖(A) 30g
~補足材料~
●バター 5g(無塩でも有塩でもOK)
●生クリーム 大さじ1
~クランブル~
●薄力粉 60g
●アーモンドパウダー 30g
●無塩バター 50g
●グラニュー糖(B) 40g
●バニラエッセンス 1滴
<下準備>
①すももはよく洗ってから水気をふき取って、半分にカットして種を取り除きます。
②耐熱皿の内側に補足材料のバターを塗っておきます。
③薄力粉とアーモンドパウダーはあらかじめ合わせてふるっておきます。
④無塩バターは小さいサイコロ状にカットして冷蔵庫で冷やしておきます。
<作り方>
1.下準備①のすももをボールに入れてグラニュー糖(A)を加えてよくまぶしてから30分ほど常温に置きます。
2.1の間にクランブルを作ります。
大きめのボールに下準備③の薄力粉とアーモンドパウダーを投入してグラニュー糖を加え、その上から下準備④の無塩バターを投入してスケッパーでカットするように無塩バターと粉類をポロポロのクランブル状にしていきます。
3.下準備②の耐熱皿に1のすももを平らに並べて生クリームを全体に回しかけます。
4.3の上に2のクランブルを平らにたっぷり乗せてあらかじめ予熱した180度のオーブンで30分焼きます。クランブルに良い焼き色が付いたら出来上がりです。
<ポイント>
(※1)お好みで仕上げに粉砂糖をかけたり、バニラアイスを乗せるとさらにおいしくなります。
今日の料理写真も
オシャレに仕上がって気に入ってます。
私は日本人特有の
作り込み過ぎのお菓子やデザートが
あまり好きではありません。
西洋風の、
毎日の家庭の生活の風景に
ナチュラルに溶け込んだ
お菓子やデザートが好きなの。
素朴で気取らないデザート。
ワイン飲みながら
みんなでおいしい食卓を囲んだ後、
ざっくばらんに取り分けて
バニラアイスと一緒に供するデザート。
無理なく生活にスーッと溶け込む
ようなデザートが好き。
日本人と違って
欧米諸国の人たちが幸せを感じている度数が高いのは
食事作りをそんなに頑張らないから・・・
そんなことよりも大切なのは
食卓に会話や笑顔があるかどうか。
だから、私の料理写真は『家』がテーマなの。
私にとって料理は
家作りの一環なんですよね。
家庭生活を無理なくオシャレに出来たら
きっとみんな幸せなのだから・・・
そんな気持ちで作ったレシピ。
日本人が知らないすもも(李)のレシピ。
皆さんもぜひ覚えて下さいね