ラズパイのモニターを、HDMIモニター出力からRCAビデオモニター出力に変更する。
そもそも、HDMIモニターを持っていない。だからラズパイにつなぐモニターは、毎回友人に借りていた。でも、ICHIGOJAM教室の時にRCA接続のミニモニターをたくさん買って余っているので、これを使うことはできないか?と考えた。
ラズパイはいろいろなバージョンがあるが、ビデオ端子を標準でサポートしているマシンは聞いたことがない。・・・いや、あるのかな?でも、少なくとも手元にあるラズパイゼロは、”TV端子”なる基板に印刷されたところにピンなりソケットなりをはんだづけしなければならない。そこからケーブルでモニターに接続するわけだ。
まず、手元にある部品を集め、接続方法と新たに必要なものを考えてみる。
①ラズパイゼロ(TV端子ソケットをはんだづけ)==②2ピンケーブル==③ケーブル変換機--④ビデオケーブル(黄)--⑤ビデオモニター
このうち、間違いなく④は新たにつくらなければならない。その他は必要に応じて買い足す。
早速、情報と材料の収集をはじめた。
使うモニターははっきりしている。Ichigojam教室の時に買った車載モニター。



Amazonで購入するには、こちらのサイトになる。
次にラズパイ。2本あるビデオ端子のうち、ひとつはデータ用の端子で、もうひとつはGNDだ。どっちがGND?ラズパイの場合はよくわからないが、ケーブルのほうは有名だ。インターネットで検索すると、山ほど情報がヒットする。外側のほうがGNDで、中央の芯の部分がデータ用。どうやらこれを2ピンケーブルに変換してやればいいようだ。
まず、RaspberryPiZeroのほうのはんだづけから。


・・・びみょーにソケットが傾いている(^^;)ま、電気が通ればいいってことで。
次に変換機だが、せっかくなので、電子工作らしく、基板にはんだづけし、専用の箱にしてみた。・・・といっても例によって100均で買ってきた箱だが。






・・・こんな感じで変換機を作った後、ケーブル類を接続。ビデオケーブルがどちらがGNDかはわからないが、2つにひとつ。運を天にまかせる(※あとでわかったことだが、画面が映らなければ単にピンを逆転すればいいだけ)。
そしてSDカード内のRasbianのファイルconfig.txtをいじり、設定を変える・・・もちろん、バックアップのためにconfig.txtはまずパソコン上にコピーを置いておいてから、だ。
config.txtは、
sdtv_mode=1に変更する。
そして、いよいよラズパイに電源を入れる。すると・・・
・・・いいねえ。ラズビアンが映ってるじゃあ、ありませんか!ちょっと文字が小さいかな。でも、ちょっぴりかわいらしい。まるでミニ・パソコン!ひょっとして売れるかな^^
もちろん、パソコンからVNCリモートコントロールもできる。・・・と言っても当然HDMIモニタの時と同じ画面だが。
次は、そろそろ延び延びになっているモーターを動かそうかと思っている。
(つづく)