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オーダー作品進めながら
ふと思ったこと。
自分はちまちま細かな作業が相変わらず
好きなんだなぁと。
10年間ブランド物の宝石工房で
指輪やネックレスを作っていました
それはそれは、とても細かな作業。
石を留めるときは、ルーペで確認しながら
金や銀、プラチナを磨くときは
時には５ミリほどのパーツの溝の
かたちに合わせて線や円を描くように
道具を入れ磨きました。
小さいながらも、丸みのあるものや
角がしっかりあるものがあり
それに合わせて磨く方法を考えたりして
形を見る力が、養われたのだと思います。
鋳造で凹んでしまったものを
平らにならしたり
かくばってしまったものを丸くするには
どうしたらいいかその逆はどうしたらいいか
など、形を作る力も身につけました。
最初は上手くできなくて
自分の力量のなさに悔しくて
かげで泣いたりもしましたが
いつのまにか教わらずに
やり方を自分で考え、任され
後輩に教えるほどに、成長していました。
爪が削れることや熱いものを持ち
低温やけどは年中だったから
きつかったけど、でも本当に楽しかった
もの作りに本気で取り組んだ日々。
今の自分の糧になっていると思います。
今は羊毛っこたちと真剣に向き合って
生みの苦しみもあるけど
本当に本当に楽しくて、幸せです
今日もご覧いただき
ありがとうございました。