終了報告 | 越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

富山県南砺市福野で、毎年5月に開催される福野神明社の春季祭礼です。370年の歴史を誇る神事です。皐月空の下、7町の夜高行燈が勇壮・優美な練り回しを行います。製作風景や祭の様子などを更新しています。


お疲れ様です。

令和6年度福野神明社春季祭禮が終了しました。1日、2日の神迎えの神事である宵祭を「動」とするならば、3日の本祭に行われる御神輿の町内御巡幸、曳山及び屋台の巡行は「静」でしょうか。3日間に渡り行われるひとつの祭禮行事で、ここまで「動」と「静」が混在する祭もなかなか無いと思います。

思い起こせば、2月中旬に始まった行燈製作期間もあっという間に過ぎ、気が付けば4月に入り、子供たちの夜高太鼓の練習が始まりました。そして、台締め、組み立てと徐々に福野の町全体が祭一色になっていくあの雰囲気は、いくつになってもワクワク、ドキドキさせてくれます。みんなが心待ちにしているんですよね。
また、練り廻しの合い間には、あのだんじり祭で有名な岸和田から来たという方から「兄ちゃん、すごい綺麗やなぁ。こんなん、見たことないで!」といささか興奮した様子で言われ、とても嬉しい気持ちになりました。

そんな私が今年の祭で最も感慨深かったシーンは、引き合い前に子供たちの円陣が行われたことです。夜高太鼓の競演ならぬ、円陣の親子競演という新たな展開が生まれ、非常に盛り上がりをみせていました。その姿を間近で拝見していると、この祭を何としてでも継承していかなければならないなと想いました。少しばかり身体と心を休め、我々のゴールデンウィークならぬ祭ウィークが幕をおろします。
皆様、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。



※まだ若干のネタを蓄えておりますので、気が向いた時にでもブログを更新したいと思います。




まるしち坊主