曳山巡行で、引き合い勃発? | 越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

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富山県南砺市福野で、毎年5月に開催される福野神明社の春季祭礼です。370年の歴史を誇る神事です。皐月空の下、7町の夜高行燈が勇壮・優美な練り回しを行います。製作風景や祭の様子などを更新しています。


こんにちは。

祭が終わり、やがて2週間が経過しようとしています。祭ロスに陥っておられる方も多いのではないでしょうか?!特に、子どもたちはお祭りが終わった後、何かに取り憑かれたように『よいやさー、よいやさー!』と声を出したり、太鼓を叩いたりと張り切る場面をよく目にします。我が子が通う幼稚園でも行燈ごっこが行われているようです。お祭りのある地域に根付く『あるある』でしょうか。

さて、福野夜高祭は1日、2日の宵祭で終わりではなく、3日がいわゆる本祭なのです。2日深夜、引き合いを終え自町に戻り、そのまま大行燈の解体、そして直会とひと通りの工程を終え帰宅する頃、空は薄っすらと明るくなっているのが毎度のルーティンです。シャワーを浴びて、少しばかりの仮眠を取り、3日は朝から夕方まで曳山巡行に参加します。宵祭であれだけ威勢の良かった連中も、この時ばかりは誰もが無口になります。昼休憩で、あまりに気持ちよく寝ていると写真のようにおいていかれるケースも……





そんななか、あわや引き合い勃発か?と言う場面に遭遇しました。まだまだ体力も残っており、機敏な動きで登っていかれました。



どうやら、街灯と曳山の屋根部分が接触する危険性があったため、登っていかれたものと思われます。しっかりと危険予知ができているトコロは流石ですね。





一方で、コチラは危険予知どころか、何も予知できていない毎度の先導役者です。『自町は俺に任せろ!』と豪語するのですが、要所要所で笑いを誘って来ます。



別アングルで。

貫禄のある腹部が全てを物語っています。



『もう、写真いいちゃ!』と言いつつ、カメラを向けると満面の笑みで返してくれます。どうもありがとうございます。



皆さん、暑いなか大変お疲れ様でした。




まるしち坊主