行燈の手の人 | 越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

富山県南砺市福野で、毎年5月に開催される福野神明社の春季祭礼です。370年の歴史を誇る神事です。皐月空の下、7町の夜高行燈が勇壮・優美な練り回しを行います。製作風景や祭の様子などを更新しています。


ご無沙汰しております。

2月16日の仕事始めから、1ヶ月が経過しました。製作第5クール目も終了し、進捗状況はまずまずと言ったところでしょうか。一昨日の春分の日。華金。好条件が揃った旗日にも関わらず多くの保存会の皆様にご協力頂きました。




どうもありがとうございました。約1時間半、みっちりと紅塗りをして頂きました。そして、中2階では若衆よりも早く、とある先輩が得意の欄干に紅を塗っておられました。


どうしたんですか?と尋ねると、本頭に拉致され1番乗りで会館へ来たとの事でした。流石に苦笑いしてしまった私ですが、欄干は合計6本ありますので、早い時間帯からやらないと終わりませんよと言う本頭の愛(プレッシャー)がそこにあったのかもしれませんね。大変恐れ入りますが、何卒最後まで宜しくお願い致します。

一方で。


大赤を塗ろうとしている彼。

『手袋せんでいいがか?』

『いや、大丈夫です!お気遣いありがとうございます!!』














数分後……







……






………

『見て下さい!!』


行燈の手の人です。


ちなみに、筆者不在のなかではありますが、既に今季第1号となる紅かやしがあったようです。なるべく紅をかやされる際は、筆者が居る時にお願いします。でないと、ブログのネタになりませんので。それはさておき、まるしちオトナ倶楽部による武者絵のほうも順調に進んでいるようです。




墨入れ、蝋引きを今週中に終え、来週末から紅をいれていく予定です。坊主と色男。細かな柄や、紋様が入ることで少しずつ雰囲気が出て来ていますね。今後も密着を続け、紅塗りの様子もお届けできたらと思っていますので、楽しみにしていて下さい。



まるしち坊主