『山を川に衝突 ササ言うて登る』の図 | 越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

富山県南砺市福野で、毎年5月に開催される福野神明社の春季祭礼です。370年の歴史を誇る神事です。皐月空の下、7町の夜高行燈が勇壮・優美な練り回しを行います。製作風景や祭の様子などを更新しています。


お疲れ様です。


以前、アップしたブログ記事です。30年の時を経て、大行燈レンガクの武者絵に新しい命が宿る。その名も『七津屋豪傑伝』とお伝え致しましたが、なんとデッサンの段階では、サブタイトルが存在していた事が判りました。それが標題の『山を川に衝突 ササ言うて登る』の図です。


昨日は、午前中こそ天気に恵まれたものの、午後からは土砂降りと強風で荒れた空模様となりました。日曜日と言う事で、通常の行燈製作はお休みでしたが、まるしちオトナ倶楽部とでもしておきましょうか。こちらのほうは、某所倉庫にて武者絵の製作に励んでおられました。


下絵に墨入れをしていく作業がメインでした。生きた毛並みを表現するには、歯ブラシを使用するそうです。



『弘法筆を選ばず』では無く『弘法筆を選ぶ』だそうです。ちなみに、歯ブラシの硬さは、やわらかめが最適のようでした。


卓上には、燃料も準備されています。


素晴らしい環境の下、まるしちオトナ倶楽部の皆さんは、まるで若衆の頃に戻ったかのように、わーわー言いながら作業されておられました。


次回は、金曜日開催です。墨入れを終え、蝋引きに入っていく予定です。華金と言う事で、居酒屋 まるしち(オトナの部)の開店も予想されます。皆様からの差し入れを随時歓迎しますとの事でしたので、何卒宜しくお願い致します。ちなみに、完成御披露目は台締め当日を予定しているそうです。



まるしち坊主