製作放浪記【第11回】 | 越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

富山県南砺市福野で、毎年5月に開催される福野神明社の春季祭礼です。370年の歴史を誇る神事です。皐月空の下、7町の夜高行燈が勇壮・優美な練り回しを行います。製作風景や祭の様子などを更新しています。







おはようございます。。





…昨日、早くも引き合いの夢を見ました。製作期間中、必ずと言っていいほど祭の夢を見ます。完全に洗脳されていますね。もう絶好調です。ちなみに昨日見た夢は、横町さんと長時間に渡る激しい引き合いをした後、辰巳町さん・浦町さんとは引き合いをせず、すり抜けたところで目が覚めました。相変わらず山車の上は真っ黒に染まっていました。引き合いの順番的にも今年仕様のもので妙にリアルではありますが、七津屋に限ってすり抜けることは先ず有り得ないと思いますので、例年通りガッツリ3町と噛み合わせて余力を残さないほどにやりあいたいと心底願っています。。








それでは、レポートに移ります。。
溶接のプロ、別名『灯油貴公子』の松島選手は、この日も風が吹きすさむ屋外で黙々と溶接作業をしていました。タイヤの先端部分を終えた松島選手は、次いで欄干の修復にあたったのですが………修復したばかりの欄干に少し触れただけで、もげてしまうというアンビリバボーな展開が待ち受けていました。。





お兄さん、しっかりと頼みますよ。。
それでも松島選手は、長い溶接人生、こんなこともあるさと余裕の表情でコーヒータイムをされていました。。





砺波工業で培った技術を持ってしても、失敗は付き物です。むしろ、失敗するのが人生です。決して、恥ずかしいことではありません。気を取り直した松島選手は、恵比寿さんをちょごし始めました。。





何をやっても、画になります。。
恵比寿さんの顔って結構大きいんですよ。。
比較すると良く分かりますね。。










頭、この日も絶好調です。。
カルピスが似合います。。





ナイキのニット帽との絶妙なバランスです。なんでも、カルピスが飲みたかったそうで買い出しに行ったときに購入してきたそうです。現在、七津屋地区会館はカルピスと十六茶で溢れかえっています。。



そして、七津屋だけに………





きっちり、揃えてきました。。
やってくれます、しっかりと。。











屋根裏の鳳凰、出来上がっています。。





どうもありがとうございました。。
後は、背景を描きあげて完成です。。










この方は、恵比寿さんの紙貼り中です。。
悪戦苦闘しながらの作業が続きます。。





しかしながら、不気味な笑みを時折り浮かべながらやっておられました。何か良いことでもあったのでしょうか??凄く気になりますが、真相は闇に葬られたまんまです。何はともあれ、引き続き恵比寿さんの紙貼りを宜しくお願い致します。『恵比寿紙貼り大使』に任命させて頂きますので何卒、宜しくお願い致します。。









そして、お待たせ致しました。。
ひとつめのタイヤの紙貼り完了です。。





そろそろあの方の出番です。。
会館で缶ビールと極上の筆と座布団をご用意して、若い衆一同、心よりお待ちしております。








See you next diary...