3月の出詠歌
やっと8首詠みました。8首の内、4首6月号に載ります。
どの歌が選ばれるのでしょうか❓
○わが前をいういう歩む鶺鴒の尾にひとすぢの白の清けし
○ふたつみつ羽田に降るる機の灯り群青の空に星のごと照る
○星六つ付く数独を解き終へて午前一時の気分快なり
○荒れ果てる屋敷の裏庭そちこちに水仙芽吹き白き花咲く
○母ひとり住み居る家に沈丁花香りてゐたり春の暮れどき
○一本の河津桜に七羽群るる野生のインコの黄みどりの冴ゆ
○足場組む銀のポールに囲まれて竹林の中に住むかのごとし
○気の付けば暖房入るるを忘れをり弥生五日の啓蟄の朝