前回は、思わせぶりに「落ち込むこと」と書きましたが、
以前から書いているように、父タンの難聴の話です。
2017年までは、聞き取りにくいという自覚はありましたが、
ここまでひどくはありませんでした。

 

ところが、2018年の当初から聴力が特に落ち始め、
最近は母タンに耳元で言ってもらわないと聞き取れなくなりました。
まるっきり聴力がない訳ではないので、
誰が何かを言っているのは分かります。
でも、問題は話の内容が聞き取れないのです。

 

さらに厄介なのが、大きな声で言われると、
音割れして、それもまた聞き取りにくいのです。

 

昨年までは「集音器」という器具を使っていました。
この器具をつけていれば、静かな環境での会話だったら大丈夫でした。
でも、集音器は音を大きくするだけなので、
例えば、車の乗っていて話をすると、エンジン音も大きく聞こえて
人の話し声が聞き取れません。
それに、何か物を落とした時の衝撃音や、食器をぶつけた時の音は
異常に大きな音に聞こえます。
かえって耳に悪いのではと思い、集音器は使用しなくなりました。

 

それで、いよいよ補聴器をと思い、9月に病院で精密検査を受けました。
自分の耳の状態が分からないと、どんな補聴器がいいのか、分かりませんので。
検査の結果は、補聴器をつけても、それほど聞こえが良くならないのだそうです。
聞こえている音域が狭いためとのことです。
それでも、集音器よりはましなようなので、試してみました。

少しだけ聞こえの改善があっただけでした。

 

今後も悪くなる事はあっても、良くなる事はないのだそうです。
つまり、このまま徐々(じょじょ)に難聴が進行していくとの事でした。
とうとう、2019年に聴覚障害者という認定を受けてしまいました。

 

耳が聞こえないと、雑音が入ってこないから集中しやすいとは思っています。
仕事はメールのやりとりで進めることが出来ますので、さほど心配はしていません。

 

ただ、とても淋しいのは、
ポン子の声がいつか聞こえなくなってしまうかもしれない事です。
今はまだ、耳元で普通の声で言ってもらえば内容は分かります。
今のうちに、しっかりとポン子の声を記憶に残しておきたいです。

 

今までは、ブログの記事を書くためにポン子が言った言葉を
母タンに教えてもらったり、過去の育児日記のメモを元にしていました。
今後もそれは可能な限り続けていきたいと思っています。

 

ポン子5歳の頃の絵でも見て、和みたいと思います照れ照れ照れ