いつもなら、楽しそうに話しながら夕ご飯を食べる母タンとポン子。
父タンはそれを見ているだけでも、ほっこりと幸せな気分になる。
たぶん、保育所での出来事でも話しているのだろう。
難聴じゃなかったら、もっもっと幸せな気持ちになるだろうなぁ。
ところが、その日(8月30日)は何だか険悪な雰囲気。
ポン子は、そっぽを向いてご飯を食べようとしない。
母タンに聞くと、ポン子はお腹がいっぱいなのだそうだ。
何でも、保育所でおやつの焼きそばをおかわりしたんだって。
そりゃ、お腹がすかないはずだ。
ポン子が通っている保育所は午後3時におやつタイムがあります。
ケーキや五平餅やうどんといった、小腹を満たすようなものが多いです。
仕事の都合で、保護者の方が迎えに来るのが遅い子のために
用意されるのだそうですが、美味しそうなものが目の前に出てきたら、
おかわりもしたくなるだろうね、ポン子。
しかし、それはそれ。
晩ごはんはちゃんと食べないと!
母タン「半分でもいいから食べなさい!」
ポン子、ガン無視。
母タン「じゃあ、いいものもないよ!」
我が家では食後のデザートを「いいもの」とよんでいます。
さすがのポン子も、その言葉にしぶしぶ箸を進めます。
でも、テーブルにまっすぐ向かないで、ふてくされて食べるものだから
またまた母タンの叱りの言葉がとびます。
「ちゃんと前を向いて食べる!
そんなんじゃ1年生になれないよ!」
ポン子は、父タンに助けを求めてきました。
「父タンと食べる」
しかし、ここは甘やかすところではないと、父タンは判断しました。
「ちゃんと食べなさいよ」
ポン子は少し泣きべそ顔になるものの、もくもくと食べています。
半分より多めに食べたので、母タンが・・・
「はい、よく食べた、ごちそうさまでした」と言うと、
「ごちそうさまでした!」と元気にポン子。
そのままダダッとデザートを取りに冷蔵庫に突撃です。
ご機嫌な顔で「いいもの」を食べました。
なんて、気分転換の早い子だろう。
おやつをおかわりしてはいけないことを、もっとしっかり
言い聞かせないといけないなと思った父タンでした。
今日の一枚はポン子5歳の頃の絵です。
描いた絵を自分で切り取っていました。
ハサミ使いもだいぶ上手になっています。